悪玉菌優位の腸内細菌が問題を起こす

感想の概要(7)


藤田紘一郎先生の「人の命は腸が9割~大切な腸を病気から守る30の方法」を聴いた感想をまとめてみました。第7回目です。


悪玉菌優位の腸内細菌が問題を起こすのです。動脈硬化症もその一つですが、肉や卵のような高脂肪、高タンパク質の食事に問題があるのではありません。腸内細菌を善玉菌優位にすることで問題は解決します。

1. 動脈硬化症に腸内細菌が関係していた


動脈硬化は、死につながる病の一つです。自覚症状がないまま状態が進行するサイレントキラーとも呼ばれています。

ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞を引きおこす怖い病気です。

原因はコレステロールや中性脂肪などの脂質が、動脈に溜まり動脈を固くしたり血液の通り道を狭めたりすることにあります。心筋梗塞や脳梗塞で助かったとしても後遺症を残す可能性が高いのです。

ある日突然発症しますが、動脈硬化は時間をかけてゆっくりと発症していきます。動脈硬化を克服すれば。心筋梗塞や脳梗塞で命を落とす危険性は少なくなるとのことです。

心臓検査をした患者さんから、血液サンプルが採取されました。

その後3年間、心筋梗塞や脳卒中になった患者さんの血液からは、腸内細菌が脂質から作り出す代謝物が、高い値を示していました。

腸内細菌の代謝物が、肝臓に入って酸化し、全身の血管を巡ったことによって動脈硬化が、発症するメカニズムは確認されたのです。

動脈硬化症の患者さんは、肉や卵などを控えるように栄養指導されますが、これはあまり信じない方が良いようです。

動脈硬化症は、高脂肪が作ると考えられています。実際には、肉や卵を頻繁に食べていても動脈硬化症にならない人もいれば、控えているのになってしまう人もいます。このようになる原因は、腸内細菌にあったのです。

 

2. どの腸内細菌が動脈硬化に関与しているのか


「脂肪を好む悪玉菌と悪玉菌に味方した日和見菌たちの仕業だ」と藤田先生は考えているようです。

動脈硬化の原因となる腸内細菌の代謝物は、卵や肉、魚などに含まれるフォスファシジルコリンという栄養成分から作られるからです。

フォスファシジルコリンは、細胞膜の原料になるなど人体にとってとても有益な成分です。

高脂肪食を続けて悪玉菌優勢の腸になると、バランスを崩した腸内細菌たちは、生命の維持に不可欠内な栄養素も人体を傷つける成分へと変えてしまうのです。(人の命は腸が9割 ~大切な腸を病気から守る30の方法から引用)

※レシチンは、細胞膜の主役です。レシチンとは、フォスファチジルコリンそのものを指しています。レシチンは、動植物、微生物界に広く分布しているリン脂質の一種です。

研究の結果、マウスに高脂肪の餌を食べさせていると腸内細菌が悪玉菌優位に変わりました。

 

3. 良質なたんぱく質を摂りいれるには


肉や卵などの高脂肪の食事は、食べ過ぎてしまうと悪玉菌優位の腸になってしまいますが、問題は、悪玉菌優位にしてしまうことであり、肉や卵が、問題ではないとのことです。肉や卵は人の栄養素になるものを多く含んでいます。

多くの人々が、数値で気にしているコレステロールには、細胞やホルモン、消化液の胆汁の原料となっています。

お医者さんの中にも肉は腸を腐敗させるから食べない方がいいという人がいます。

実際はそうではなく、腸が悪玉菌が優位な状態だから腐敗するのです。肉、卵、魚、動物性のバターなど人体にとって必要な食べ物です。大豆だけではコレステロールが不足し細胞を若々しく保てません。

人体では補えない必須アミノ酸を含む良質なたんぱく質が肉には含まれているのです。

若返る体にするには、良質なたんぱく質を摂ることです。そのためには、腸を善玉菌優位に保たなければなりません。

その方法は、日和見菌を善玉化するために、食前キャベツを摂ることが勧められています。食前に多くの繊維質や消化酵素を摂りいれるために生の野菜や酵素を含んだ食事を摂るよう心がければいいのではないでしょうか。

 

まとめ


脂肪を好む悪玉菌とそれに味方した日和見菌の腸内細菌が動脈硬化症にかかわっている

人体に有益なレシチンであるフォスファシジルコリンを摂りいれるために、腸内細菌を善玉菌優位にする

良質なたんぱく質を摂りいれるために、腸内を善玉菌優位に整える

 

参考文献


 

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2017年06月21日