カロリー制限とプチ断食は腸への負担が大

 

感想の概要(19)



藤田紘一郎先生の「人の命は腸が9割~大切な腸を病気から守る30の方法」を聴いた感想をまとめてみました。第19回目です。


カロリー制限とプチ断食は腸への負担が大きいのです。低カロリーの加工食品は、食品添加物を含み避けた方が良い食品です。腸を老化させるものばかり食べていると腸内細菌の数が減り悪玉菌優勢の腸ができてしまうからです。


1. 適正体重を保つことが長寿の秘訣


肥満は、四大疾病(がん、心筋梗、塞脳卒中、糖尿病)の発症率を高める最大リスク因子の一つです。だから、適正体重を保つことが、長寿で健康に過ごせる秘訣なのです。特に50歳以降の人は、肥満には要注意です。

だからと言って、体重を減らせるならば、どんな方法でもいいとは言えません。特にカロリー制限とプチ断食は、腸への負担が大きいのです。

ちょうど大人になった頃の体重が理想です。17歳ぐらいでしょうか。

 

2. 腸への負担の大きい瘦身法


ゼロカロリー、低カロリーの加工食品は、カロリー制限ダイエット的に考えれば食べてよいものに入りますが、腸の健康を考えれば食品添加物を多分に含むものは、避けた方が良い食品になります。

なぜならば、腸を老化させるものばかり食べていると腸内細菌の数が減るばかりか悪玉菌優勢の腸ができてしまいます。

悪玉菌が優勢になると、日和見菌のフィルテクス門が増殖し、少ししか食べていないのに太りやすい体になってしまうのです。

断食をすると、腸管が使われないので、腸の粘膜が急速に委縮します。栄養素の吸収に働く繊毛も、委縮し、腸での粘液物質が減少して、腸管の働きが悪くなります。

これにより悪玉菌優勢の腸が出来上がり、太りやすい腸が作られます。

腸粘膜の萎縮によってバリアとしての機能が落ちてしまい、腸内で繁殖した病原菌が、腸壁の毛細血管に侵入してしまうことがあるのです。この状態をバクテリアルトランスロケーションと言います。

全身の感染症を引き起こしかねないとても危険な状態なのです。

(※バクテリアルトランスロケーション:腸管内細菌が粘膜バリアーを通過して,体内に移行する状態。全身的な栄養不全や種々のストレス,消化管疾患などによる全身性・局所性免疫能低下,肝の網内系機能低下,腸粘膜萎縮などが背景となる。当初は,感染源不明の敗血症や多臓器不全の原因として注目された。最近ではより広い範囲にとらえ,細菌そのものだけではなく,腸管内のtoxinの移行により,腸管の粘膜やリンパ節で産生されたサイトカインが引きおこすSIRS(全身性炎症反応症候群)を含む場合がある。これらを防ぐための経腸栄養の効果が議論されている。日本救急医学界から引用)

 

3. 美味しく楽しくゆっくり食事することが長寿の鍵


 

腸にとって最もよい食べ方は、腹八分目です。

ほんの少し物足りなさを残しておくと決まった時間にお腹がグーとなります。前回食べたものの消化が終わった合図です。このサインを聴いてから、次の食べ物を腸に届けてあげるのが、腸のリズムに沿った食べ方で自然なことです。

お腹がグーと鳴らないのに、食べ物を無理に流し込んでは、腸が「もう無理」と叫んで疲弊し、腸内バランスを乱すことになります。

腸のリズムと体内リズムの調整に必要なのは、腹八分目に食べることです。

もし一度の食事で食べ過ぎてしまったら、次の食事時間までにグーと鳴るまで待って、食べるようにしましょう。

食べる環境を整えることも、健康にとって非常に重要です。

おいしく、楽しく、時間をかけて食事をすることがが長寿の食卓です。楽しく食事していると、脂肪の消費率が高まるのです。

反対にストレスを感じながら食べていると体はエネルギーをため込む方向に働きます。

特に悪いのは、一人でテレビを見ながら、パソコンに向かいながら食べることです。

 

まとめ


カロリー制限とプチ断食は、腸への負担が大きい

断食をすると、腸管が使われないので、腸の粘膜が急速に委縮し、病原菌が入り込んでくる

食事は腹八分目で、楽しく食べる

 

2017年06月27日