発がんの謎は細胞の中のミトコンドリア

発がんの謎

 

この記事の概要


発がんとは、低体温、低酸素のもとで何とか生きるための適応だったのです。がん細胞にはミトコンドリアが200個くらいしか見つかりません。ミトコンドリアが少なくて生きられるかが、がん細胞の謎でした。それは解糖系の世界に変化し不老不死に戻ったためです。

1. 寄生した酸素好きなミトコンドリア

 

安保先生によりますと、

「20億年前に、わたしたちの先祖にあたる解糖系生命体とミトコンドリア生命体が合体しました。
酸素が嫌いなものと酸素が好きなものが共生を始めたのですが、なかなかしっくりきませんでした。

 

わたしたちの本体は、それまで解糖系だけでエネルギーを産生してきました。


解糖系の世界は、分裂に次ぐ分裂世界で、栄養が途切れた時だけ分裂を休むという不老不死の世界です。

 

2. 酸化が始まる

そこに酸素が好きなものが入ってきました。


その結果、わたしたちの本体の酸化が始まりました。酸化するとは老化することです。この時から、老化と死が避けられない状態となりました。寄生した酸素好きなミトコンドリアはそんなに分裂されては自分の方が栄養を摂れず困ってしまいます。


それで、ミトコンドリアが持っていた分裂抑制遺伝子を本体の核の中に入れて『ちょっとおとなしくしてよ、分裂やめて!』というメッセージを送ったのです。


わたしたちの身体で活躍する場所、重要な場所では、とくに分裂を抑制する必要がありました。
そうやって折り合いがついたのが脳や心筋の分裂のない世界です。


分裂を抑えながら栄養を摂れるように折り合いをつけたミトコンドリアが、遠慮しながらも本体に活性酸素やフリーラジカルを与え続けました。


活性酸素やフリーラジカルにさらされると、核や細胞質の分子は酸化して錆びついていきます。
真核細胞になって安定は手に入ったものの、不老不死ではなくなったのです。


人間は100歳から120歳で死にます。活性酸素やフリーラジカルを与え続けると、しだいに酸化して錆びつき骨と皮になって行きます。

 

3. 過酷な生き方

過酷な生き方をしたり、抑圧されたり、交感神経緊張の極限状態にいれば血管収縮による血流障害がおこり、低体温、低酸素の状態がもたらされます。そのような悪条件が続いたら、生命は滅んでしまいます。


発がんとは、低体温、低酸素のもとで何とか生きるための適応だったのです。


がん細胞にはミトコンドリアが200個くらいしか見つかりません。ミトコンドリアが少なくて生きられるかが、がん細胞の謎でした。それは解糖系の世界に変化し不老不死に戻ったためです。

 

がん細胞はこう言います。『そんなに苦しみの中で生きるなら、元に戻って不老不死の世界をつくってあげるよ』

 

取り出されたがん細胞は、試験管内では、不老不死の解糖系生命体になって20億年前のもとの姿で生き続けます。低体温、低酸素のもとで生きるための戦略が、真核細胞を通り越しての先祖返りだったのです。

 

ミトコンドリアを完全に除去したら、発ガンが起こるのではないか実験が行われました。


ミトコンドリアの寄生期間が長すぎたため、完全にミトコンドリアを除去すると本体が生きられなくなります。


ミトコンドリアの抑制は、低体温、低酸素が条件です。
活かさず殺さずの世界をつくると発がんが起こります。」

 

4. 発がんの謎


発がんの謎は細胞の中のミトコンドリアが生きて行くために良い環境ではなくなったのが原因のようです。


まとめますと、身体は酸素を必要としているので、酸化し老化していることから遅らせるには、抗酸化力のあるものを摂り入れると効果的であること。


交感神経の緊張状態である低体温、低酸素から早く開放し、身体を温めリラックスした状態にすることが健康な身体を維持する条件のようです。

(解説)解糖系:酸素なく燃える身体、瞬発系(例:白筋ヒラメなど)
ミトコンドリア系:持久筋(例:赤筋マグロなど)赤筋がなぜ赤いかというと、ミトコンドリアのエネルギー産生系は酸素を取り入れるために鉄を持ったたんぱく質、チトクロームCを持っています。
酸素の受け渡しの分子で中心部に鉄を持っていて中心部に鉄を含んでいるため赤茶けて見えます。
酸素を使っている時は、赤く見え、使っていない時は茶色く見えます。

(参考文献:40歳からの免疫力がつく生き方 安保徹さん )

 

5. 世界一の長寿

ジャンヌ・ルイーズ・カルマン (Jeanne Louise Calment、1875年2月21日 - 1997年8月4日)とは、公式記録史上最も長生きをした人物で、122年と164日間生きたフランス人の女性である。(写真は60歳ぐらい参照ウキペディア)


1997年当時フランスのジャンヌ・カルマンさんが122歳になり世界一の長寿者ということで世界にニュースが発信されました。


これにより、赤い色素物質文化圏も長寿を支える大きな要因であることが証明されました。それとともに、人間はDNAで解明された120歳長寿の裏付けもカルマンさんにより証明されたことになります。


カルマンさんが好んで摂っていたのは、赤ワインとチョコレートだそうです。共にポリフェノールが含まれています。

 

ポリフェノールの大きな役割は、抗酸化力です。


赤ブドウの赤はレスペラトロール、アントシアニンというポリフェノールです。この赤い色素がブドウのタンニンやカテキンと複合して働くことで、がんも少なく元気で長寿につながる秘訣になります。


長寿遺伝子は、遺伝子を傷から守る酵素を常に作り出しています。


この酵素は、カロリー制限により、その働きを促す物質と合体し活動を開始します。すると、遺伝子の連結が強化され、老化の原因とされる活性酸素や紫外線による傷から、遺伝子が守られます。


結果、老化のスピードが遅くなります。長寿遺伝子をオンにするための物質があります。それはレスペラトロールです。長寿遺伝子をオンにする物質として注目されるポリフェノールの一種です。


赤ワインや、野菜や果物(リンゴやブドウなど)の皮に多く含まれる成分です。

 

まとめ


 

身体は酸化し老化していることから抗酸化力のあるものを摂り入れると効果的である
低酸素から早く開放し、身体を温めリラックスした状態にする

抗酸化食品は老化の原因とされる活性酸素や紫外線による傷から、遺伝子が守られる

 

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2018年03月08日