この記事の概要
サプリメントの添加物を知ることにより、人体にどのような影響を及ぼすかを理解でき有害物質を体内に取り込むのを避けることができるようになります。必要最低限の添加物と不要な添加物を知れば、良質なもを見極めることができます。
1. サプリメントに添加物を使う理由
サプリメントには多くの添加物が使用されています。添加物を全く使わずにサプリメントを作ることは大変困難なことです。
添加物を使う理由は様々あります。
錠剤をまとめるため
保存するため
製造過程の機械の中をスムーズに流れやすくするため
苦みなどの味をカバーするため
中には、増量目的で粒の半分以上、ひどいものには9割以上が使用されていることもあるとのことです。
添加物を複数使用すると危険も伴うことがあります。清涼飲料水に含まれているビタミンCと保存料の安息香酸が反応すると人の体にとって有害物質であるベンゼンが発生する可能性があるとのことです。
添加物なしでサプリメントを作ることは不可能に近いのです。
添加物なしでサプリメントを作ろうとすると、材料が均一に充填できなかったり、機械に粉が詰まったり、固まらなかったり、添加物の固まりであるカプセルを使用できなかったり、湿気によって品質が劣化してしまったりと問題が出てきます。
特に保存料と呼ばれる防腐剤が添加されていなかったら長期保管は出来なくなります。
2. サプリメントを作るうえで最低限必要な添加物
原料を均一に混ざりやすくさせ、機械の中で詰まりにくくさせるものとして、ハードカプセルやタブレットの製造に必要なものは、粉を固めるものです。それらは、ゼラチン、グリセリン、セルロース、プルラン、HMPCなどです。
ゼラチン:ゼラチンは、動物の皮膚や骨、腱などの結合組織の主成分であるコラーゲンに熱を加え、抽出したタンパク質が主成分です。
グリセリン:人体や動植物の体内に存在するアルコールの一種です。 別名グリセロールと呼び食品・化粧品・医薬品など幅広く製品に使われています。
セルロース:植物細胞の細胞壁および植物繊維の主成分です。地球上で最も多く存在する炭水化物で、繊維素とも呼ばれています。
プルラン:食品添加物に指定されている水溶性の多糖類の一種です。
HMPC:ドロキシプロピルセルロース(Hydroxypropyl Cellulose, HPC)の略語です。食品や医薬品の添加剤として利用されています。セルロースの誘導体で、両親媒性で、医薬品錠剤の結合剤やコーティング剤、角膜保護剤や潤滑剤としても用いられます。
これらの添加物以外では、増量剤、着色料、甘味料、保存料などが挙げらえます。このような添加物は、使用しなくてもサプリメントは作れるようです。
技術力のない工場では、味のごまかしや、売れ残っても長期間保管できるように多くの添加物を用いることになるとのことです。
まとめ
添加物を全く使わずにサプリメントを作ることは大変困難
サプリメントを作るうえで最低限必要な添加物がある
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