- 1 この記事の要約
- 2 体は水に支配されている
- 3 体液は海水とほぼ同じ
- 3.0.0.1 (血清(けっせい、英語: serum)は、血液が凝固し、上澄みにできる淡黄色の液体成分のことです。血漿が凝固成分を含むのに対して、凝固成分をほとんど含まない、あるいは含んだとしても少量のものをさします)
- 3.0.0.2 (羊水(ようすい)は、羊膜上皮から分泌され、羊膜腔を満たす液体で、爬虫類、鳥類、哺乳類といった有羊膜類の胚、胎児は、羊水に浮かんで発育します。 尿膜水と一括して胎水とも呼ばれます)
- 3.0.0.3 (細胞内液が細胞外液の2倍あることは重要な意味があります。細胞外液(循環血液量)が減少した時に、細胞内液が細胞外に移動して補う役割を果たしています。細胞内液はエネルギー産生やタンパク合成などに関係しています。細胞外液は循環血液量を維持し、栄養素や酸素を細胞へ送ったり、老廃物や炭酸ガスを細胞外に運び出す役割を果たしています)
- 4 まとめ
- 5 Amazonの紹介欄(商品リンク)
この記事の要約
テロメアも水に支配されているのです。命は水があってのことです。生命の回数券のテロメアに対しても水が果たす役割は非常に重大なものです。水があるから人体構成する60兆個全ての細胞は機能でき、水に支配されている細胞にあるテロメアは細胞の一構成要素です。
体は水に支配されている
飲み水にこだわってみると125歳という寿命が見えてくるかもしれません。水は私たちの生命そのものだからです。
地球上に生命が生まれたのは約38億年前と言われています。生命が最初に誕生したのは海です。
海の中では、多くの生命の進化が行われた後、生物は海から地上へと移動していきます。この時えら呼吸から肺呼吸へと新たに進化していきました。
人類がこの世に誕生する前は、羊水に守られて育まれる十月十日は、海から陸へと移動してきた生物進化の歴史を辿ってきているようなのです。
胎児が呼吸を羊水の中で行い、分娩を境に肺呼吸に変化する個体は、生物進化の一つの段階を表していると言われています。
体液は海水とほぼ同じ
人体と主要な元素を比較してみると非常に面白いことがわかります。両者は素性が非常によく似ているのです。
血液から血球などを除いた成分の血清には、クローム、ナトリューム、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどが含まれています。
(血清(けっせい、英語: serum)は、血液が凝固し、上澄みにできる淡黄色の液体成分のことです。血漿が凝固成分を含むのに対して、凝固成分をほとんど含まない、あるいは含んだとしても少量のものをさします)
血清中のそれらの比率は、海水とほぼ同じです。また羊水は母親の血清からつくられます。羊水も海水もミネラル比率はほぼ同じです。そう考えれば人類の生命とは、いまだに海の一部として存在しているような気がします。
(羊水(ようすい)は、羊膜上皮から分泌され、羊膜腔を満たす液体で、爬虫類、鳥類、哺乳類といった有羊膜類の胚、胎児は、羊水に浮かんで発育します。 尿膜水と一括して胎水とも呼ばれます)
体内にある水は、外側の細胞の水分と内側の水分とに大別されます。細胞外液の働きは、酸素や栄養を全身に運び、老廃物や過剰な物質を肺や腎臓を通じて排泄します。
細胞内液もホルモンの分泌や酵素の精製、タンパク質の合成など生命活動の不可欠な活動を担っています。
体内の水は、生命の維持に深く関係しています。そのような理由で人体は、体の水分が体重の10パーセント失われただけで生命の危機的状況に陥り20パーセント失われると死んでしまうのです。
(細胞内液が細胞外液の2倍あることは重要な意味があります。細胞外液(循環血液量)が減少した時に、細胞内液が細胞外に移動して補う役割を果たしています。細胞内液はエネルギー産生やタンパク合成などに関係しています。細胞外液は循環血液量を維持し、栄養素や酸素を細胞へ送ったり、老廃物や炭酸ガスを細胞外に運び出す役割を果たしています)
命は、水があってのことです。生命の回数券のテロメアに対しても水が果たす役割は非常に重大なものです。
水があるから人体構成する60兆個全ての細胞は機能できるのです。水に支配されている細胞にあるテロメアは細胞の一構成要素です。
まとめ
水は私たちの生命そのもの
羊水も海水もミネラル比率はほぼ同じで、そう考えれば人類の生命とは、いまだに海の一部として存在している
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