マーガリン、ショートニングを摂らない

マーガリン、ショートニングを摂らない

感想の概要(17)

藤田紘一郎先生の「人の命は腸が9割~大切な腸を病気から守る30の方法」を聴いた感想をまとめてみました。第17回目です。

人の命は腸が9割 ~大切な腸を病気から守る30の方法 (ワニブックスPLUS新書)

マーガリン、ショートニングを摂らないほうが体のためです。なぜなら、腸はプラスチック化された脂肪の分解をうまくできないからです。トランス脂肪酸を摂取すると、体内では、活性酸素が発生します。活性酸素は人体で発生する酸化力が非常に強い物質です。


1. トランス脂肪酸は体に悪い

トランス脂肪酸は、腸にとって負担の大きい成分です。なぜなら、自然界に存在しない脂肪だからです。

腸は、プラスチック化された脂肪の分解をうまくできないのです。トランス脂肪酸を摂取すると、体内では、活性酸素が発生します。活性酸素は、人体で発生する酸化力が非常に強い物質です。

体にとって、害になる物質が体内に入ると、活性酸素の強い力で、敵を排除しようとします。

ところが活性酸素の力が強過ぎて、大量に発生すると、人体の細胞までも、酸化させ、老化してしまうのです。
このような理由から、一切食べない方が良い高脂肪食品は、マーガリン、ショートニングなのです。(ショートニングの食品表示には、植物油と表示されています)

ネット上では、対極の意見も見られます。「今時、ショートニングが悪いって信じているの?」アリがマーガリンを食べるから問題ないとありますが、人間が食べた後のことが示されていません。人間が食べて悪いというのには、今までの研究の結果、証明されている事実なのです。

マーガリン、ショートニングなどのトランス脂肪酸は、摂らない方が良いのは、身体と脳のためです。


2. バターの方が体に良い

高脂肪食のうち肉はある程度食べていれば若返りに役立ちます。

バターやラードの動物性油脂には、コレステロールを多く含みます。

飽和脂肪酸: 解ける温度が高く、常温では個体に含まれる脂質の栄養素、体内で固まりやすく、中性脂肪やコレステロールを増加させる作用があるため、食べると動脈硬化の原因になるとされています。食べない方が良い食品として言われてもいます。

マーガリンやショートニングを食べるくらいならバターをほんの少し食べた方がいいのです。


3. 人工的な食べ物は体に悪い

マーガリンやショートニングは植物油で、植物油は不飽和脂肪酸です。

不飽和脂肪酸は常温では液体を保ち、体内では固まることはありません。しかしながら酸化しやすい性質を持っています。酸化とは、さびつき、劣化することです。

バターは高脂肪食品です。体に悪いという理由で、動物性脂質の代用品として常温でも固形を保ち、空気中で安定した状態で長い間、美味しく食べられる食べ物として、マーガリンやショートニングが作られました。


4. トランス脂肪酸の特徴

植物油に水素添加する
飽和脂肪酸に似ているが、歪な形
トランス脂肪酸は、常温で固形に保つことに成功
体に良い食材ではない
コレステロールの含有量やカロリーが少ない
安価に製造でる
体に与える影響は深刻になった
プラスチック化されたオイル
プラスチックは自然界に存在しない物質
自然界では分解されない物質


5. 自然界では分解されない物質

トランス脂肪酸は、自然界では分解されずらい物質です。

腸の中でも分解されずらいのです。

トランス脂肪酸が腸内に入ると、分解や代謝に大変な時間とエネルギーが消費され、大量のビタミンやミネラルを消耗することも確認されてきました。

マーガリンもトランス脂肪酸です。ファストフード店では、フライドポテトをショートニングを使って揚げています。ポテトの周りをプラスチックでコーティングするためにショートニングで揚げると、カリッとした食感を味わえます。


6. ショートニングを含んだ食品

ショートニングは様々な食品に添加されています。

スナック菓子、ポテトチップス、フライドポテト、ビスケット、クッキー、薄焼きせんべい、クラッカー、安価なチョコレート、ケーキ、パイ、ドーナッツ、シュークリーム、有名なお土産にも、菓子折り、アイスクリーム、ワッフル、コンビニで売られているガトーショコラ、菓子パン、クロワッサン、インスタント麺などです。

ショートニングを使うと食感の良い食品を安価に作られるため、多用されているのです。どれもが日常で、食べられる食品ばかりですね。

体内では、ショートニングを消化するために大量の活性酸素が発生しています。

がんをはじめとする病気や老化の多くには、活性酸素の関与が明らかです。

脳梗塞や心筋梗塞を起こす動脈硬化も活性酸素が原因です。

動脈硬化の発症には、コレステロールや中性脂肪などの脂質が問題視されますが、実際には、それらの脂質が活性酸素を浴びることによって、過酸化脂質という悪玉物質に変質し、それが血管を老化に導いて起こることが分かってきました。(人の命は腸が9割~大切な腸を病気から守る30の方法 引用)

動脈硬化を防ぐ目的で、トランス脂肪酸を開発したのに、動脈硬化をはじめ、がんなどの多くの病気や老化を起こす原因を生み出してしまいました。


7. 脳は最もトランス脂肪酸の影響を受けやすい

トランス脂肪酸の影響を最も受けやすい臓器は、脳です。

脳の6割は脂質で造られているからです。トランス脂肪酸が脳に入ってくると、脳細胞を構成している材料として使われます。使われてしまった脂肪によって、不安定化が起こり、脳の伝達機能が衰えてしまうのです。

トランス脂肪酸は、脳に必要な酸素を破壊し注意血管障害ADDや、注意欠陥多動障害ADHDなどを起こす要因になると報告があります。トランス脂肪酸を頻繁に摂取している高齢者は、認知症になりやすかったということです。(人の命は腸が9割~大切な腸を病気から守る30の方法 引用)

ここまで読んでいただければ、絶対にマーガリン、ショートニング、植物油脂が含まれている食品は摂ってはだめです。

欧米では、ショートニングの添加された食品は禁止されているところが多いようです。ヨーロッパから輸入品されたお菓子には、含まれているのをあまり見たことがありません。

まとめ

トランス脂肪酸が悪いことは明らかである
安価なお菓子を買わない、内容物表示を確認して購入する
トランス脂肪酸は分解されず、活性酸素を大量発生させてしまう


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