この記事の概要
レム睡眠は食欲のコントロールに関わる最も重要な、睡眠です。レム睡眠の特徴は、眼球の動きや呼吸が早くなったり、心拍数が上がったり、夢を多く見たりすることです。レム睡眠の間は、コルチゾールの分泌が抑えられ、代謝率が上がります。
1. 食欲とレム睡眠との関係
食欲を規則正しくするうえで、最も重要なのはレム睡眠をしっかり取ることです。
レム睡眠とは、脳が眠っている状態と考えられています。 眠りの始まりが 浅い眠りから、深い眠りへと進み、深さの最高潮を過ぎると今度は、逆に深い眠りから浅い眠りとなります。そのあとレム睡眠へと移行します。
居眠りのほとんどが、ノンレム睡眠です。空いた時間に、ほんの少し居眠りするだけでも脳の休息になります。
レム睡眠の特徴は、眼球の動きや呼吸が早くなったり、心拍数が上がったり、夢を多く見たりすることです。レム睡眠の間は、コルチゾールの分泌が抑えられ、代謝率が上がります。
※コルチゾールは、副腎皮質ホルモンである糖質コルチコイドの一種です。ヒドロコルチゾン とも呼ばれています。炭水化物、脂肪、およびタンパク代謝を制御し、生体にとって必須のホルモンでです。3種の糖質コルチコイドの中で最も生体内量が多く、糖質コルチコイド活性の約95%はこれによるのです。
ぐっすり眠れないと、睡眠時間の後半にレム睡眠の量が減り、コルチゾールやインスリンの値が高くなります。その結果、食欲が刺激され、インスリン抵抗性が大きく高まるのです。一言でいうと、よく眠れなかった日は、一時的に糖尿病の予備分になるのです。
※インスリンとは、膵臓に存在するランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるペプチドホルモンの一種です。名前はラテン語の insula に由来します。21アミノ酸残基のA鎖と、30アミノ酸残基のB鎖が2つのジスルフィド結合を介してつながったものです。
「たった一日眠れなかっただけで、または一晩十分レム睡眠が取れなかっただけで、次の日の午後や夕方まで、コルチゾールの値が高くなり、食欲を司るホルモンやプペチドに変化が起き、結果的にひどい空腹感を引きこ超すことになる」とのことです。
良い睡眠は、テロメアを守ってくれます。良い睡眠が取れてれば年を取ってもテロメアは良い状態を保ち続けることが出来ます。
2. 良い睡眠が食欲をコントロールする
良い睡眠には、睡眠のリズムが重要になります。正常な体の場合、朝は、テロメラーゼの値が高くなりますが、夜は低くなります。体内時計を大きく狂わせてしまう勤務スタイルの仕事として救急医療室で夜のシフトを引き受けている医師、看護師、旅行代理店のよるのシフトなどは、テロメラーゼの自然な増減のリズムを失われています。
テロメラーゼの活性を保つ上で睡眠とは覚醒のリズムは、とても重要です。テロメアーゼが活発であるということは、テロメアを補充し続けることを示しています。
このような状態になれば、若さと健康を持続し、細胞から若返らせることができるようになります。
規則正しい生活が良い睡眠へと導きレム睡眠へ移行することができるのです。その結果、食欲のコントロールも行なえるようになります。
まとめ
食欲を規則正しくするうえで、最も重要なのはレム睡眠をしっかり取る
レム睡眠が取れないとコルチゾールの値が高くなり、食欲を司るホルモンやプペチドに変化が起き、結果的にひどい空腹感を引きこ超す
レム睡眠の間は、コルチゾールの分泌が抑えられ、代謝率が上がる
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