原始的な生活でテロメアを上手に使う

原始的な生活でテロメアを上手に使う

この記事の要約

原始的な生活でテロメアを上手に使うことが可能です。塩素がある水道水や添加物食品もなく、電磁波を発生する電化製品もない不便な環境です。緑豊かな大自然は都会のようなストレスを与えません。のんびり穏やかに暮らせる場所は、テロメアにとても優しいのです。


便利な暮らしの弊害

現代社会は高度な文明のおかげで、便利で快適な暮らしができるようになっています。便利さの裏側には、弊害も多く存在しています。それらは、テロメアを短くしてしまう化学物質や環境です。

1万年前の縄文人に比べて、テロメアを短くしてしまう環境に暮らす現代人の寿命は長くなっています。私たちはとても長生きです。縄文時代は乳児の死亡率がとても高かったのです。生き延びても多くは10代で亡くなっていたとも言われています。過酷な生活環境の中で、医療技術は乏しく、生き延びるにはとても困難だったのです。

テロメアを使い切らず、寿命の回数券を残したまま亡くなっていたのでした。


原始的な生活の恩恵

藤田先生が毎回、医療調査に行くインドネシアのカリマンタン島では、住民は、マハカム川沿いに、高床の家を建て、川に糞尿をし、その川の水で体を洗い食事の用意をするという生活をしているというのです。現代人には、このような生活に馴染むのは難しいでしょう。

藤田先生も滞在中は川の水でコーヒーを入れて飲みます。島の暮らしは原始的であり、活性酸素を出させる化学物質や環境はあまりないようです。人々はのんびり穏やかに暮らしています。

界面活性剤が含んだ石鹸などで川を荒らす洗剤は誰も使わず、肌も髪もみんなツヤツヤなのだそうです。子供達は弾けるような笑顔で、お年寄りを大事にします。この点は、想像できます。日本の現代人は、目に輝きがなく損得で生きている感じがします。


大腸菌だらけの川の水

このマハカム川の水を飲んでも、日本の水道水を飲むほどの活性酸素は発生しません。マハカム川の水質検査をすると確かに大腸菌をはじめとする腸内細菌や大腸菌の卵がうようよいるとのことです。日本の水道水になれた私たちは、この生水を飲めるかどうか難しいと思います。

大腸菌たちとは1万年前から人類が付き合ってきた生物たちです。また川には命を奪うような怖い病原菌はそれほどいないようです。色々な細菌が共生していて、特定の病原菌だけが増殖することはないとのことです。

島の人々にとって、糞尿をする川は命の源であり、誰も汚いとは思ってもいません。かばの糞尿も川の中では、その子供たちが食べるくらいです。汚い、綺麗の感覚が現代人とは違うのでしょう。特に現代人は、異常に清潔すぎます。それが仇となって、腸内細菌を減らし、アレルギーを発症させているのです。

島の人々は日本人よりも短命です。医療の問題や経済的な問題、食糧事情などにより、途中で命を落とす人が多いためでしょう。

寝たきりの人もほとんどいないそうです。現在の日本は世界でも稀に見る平均寿命の長い国です。これほど活性酸素を大量に発生させる環境にありながらも長生きしているのです。命を永らえることができる施設が整っていることが大きな要因とも言えます。

施設が整っていると言っても、寝たきりで100歳を迎えることは、本人も親族も良いことだとは思っていないのです。

高度な医療と病院が身近にあり、食料も豊富で風雨にさらされて生活することもない環境で、テロメアを上手に使えば、寿命を全うできるのです。


まとめ

便利さの裏側には、弊害も多く、テロメアを短くしてしまう化学物質や環境が存在している

大腸菌たちとは1万年前から人類が付き合ってきた生物たちで、川には命を奪うような怖い病原菌はそれほどいない


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健康的に若返る体をつくる鍵は、テロメアにあるのです。テロメアを補填する酵素があります。それは、テロメアーゼ。テロメアーゼの働きをよくするには、ストレスを克服し、有酸素運動を取り入れ、テロメアに優しい食事と水を摂ることです。健康的に若返る体をつくるには睡眠時間の7時間は必要です。

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