「スタンフォード式 疲れない体」を聴いて感じたことの5回目です。5回目は、疲れのサインというのは、次のように、人それぞれだというのです。息切れする頭痛がする、体が硬くなる、耳鳴りがする、単純にだるい。
この記事の要約
疲労は成績に大打撃を与える最大の敵なのです。メジャーリーグに行くような選手でさえも、疲労というのは難敵です。ちょっとくらいという無理をしてしまい、自分のペースを一気に壊してしますのです。
参考文献:オーディオブック
参考文献:本
スタンフォード式 疲れない体 (日本語) 単行本(ソフトカバー)
脈拍数が安定しない水泳選手
疲れがたまると成績が落ちるのは、あらゆる選手に当てはまります。
著者の山口氏が専属で見ている水泳チームの女子選手に、「練習後脈が早くなったまま落ち着かない」と言うのです。
自由形を専門とするその女子選手は、ほぼ毎日、8,000から12,000メートル近く泳ぐため、練習中の心拍数はかなり高くなるというのです。
多くの学生選手は、若くて身体能力は高く、日々鍛えています。普通そのような選手は、プールから上がって脈拍も普段通りに落ち着きます。
この女子選手の場合は、練習後体を動かさず静かにしていても、脈が治らないというのです。
この女子選手をケアしてみると次のことがわかったそうです。
- 筋肉は張っていて姿勢が悪い
- 明らかに首から肩で浅く呼吸している
- 練習中のタイムがよくない
- 質問に対してテスト勉強で忙しくてとても疲れている
- 眠れていない
脈が治らないことが前にもあったようです。すごい疲労感があり、脈は早いまま治らず、腕が重いままだったとのことです。
疲れのサインは人それぞれ
人にはそれぞれベースラインとなる脈拍数・血圧があります。通常値であるベースラインよりも早ければ、疲れていると判断できるわけです。
疲れのサインとみなす基準として、ベースラインと比較することで可能になります。脈拍が早かったり血圧が変動していたりすれば疲れのサインなのです。
疲れを判断するのは数値だけでは判断するのは難しいのです。本人にとては、なんともないと感じていることもあるので。
この水泳選手は、「疲労が溜まっているかどうか本当のところはわからない」と行っています。それだけ、疲れを知るのは難しいようです。
疲れのサイクルというのがあります。疲れを溜めたまま練習を続け、疲労感を抱えます。そして成績が落ちた状態になり、また疲労が溜まるのです。この悪循環から抜け出せなくなります。
疲れのサインというのは、次のように、人それぞれだというのです。
- 息切れする
- 頭痛がする
- 体が硬くなる
- 耳鳴りがする
- 単純にだるい
このような症状が現れた場合は軽く見ないで、疲れた体を回復させるために休養をとることが大切です。疲れを見過ごしにして練習しても、結果がついてくるとは限らないのです。
それどころか、努力量に見合わない結果に終わる方が多いようです。
アメリカのピッチャーの投球回数
日本でも最近では、先発ピッチャーの投球回数について議論されるようになってきました。
アメリカの野球は、投手の肩は消耗品と考えています。選手の体への負担を考えて、先発ピッチャーが一人で9回まで、投げ切ることは通常は無いようです。
一般的には、6回まで100球前後なげて3失点以下に抑えることが目標です。そのようなクオリティースタートを目指してマウンドに立つとのことです。
途中から球威が落ちる
この左利きのピッチャーが抱える悩みとは、「疲れが溜まってくると、股関節の動きが調子が良くなく、体重移動がうまくできなくなる。さらに上半身がうまく回転しなくて腕も振れ無い。早い回から投球の勢いがなくなってしまう」と。
この投手は、3イニングを超えたあたりで、ボールの勢いが明らかに落ちてくるとのことです。
疲れを感じていないときは、重心がぶれることなく腕を振ることができるようです。確実に100球前後まで調子よく投げこむことができるとのことです。
メジャーリーグにドラフトにかかるような選手たちは、経験豊富でどれくらいで投げれば体力を温存しながら投げられるのかという自分のペースをしっかり理解しています。
しかしながら、そのような選手でさえも、疲労というのは難敵です。ちょっとくらいという無理をしてしまい、自分のペースを一気に壊してしますのです。
疲労とは成績に大打撃を与える最大の敵なのです。
まとめ
疲れのサインというのは、次のように、人それぞれだというのです。息切れする頭痛がする、体が硬くなる、耳鳴りがする、単純にだるい
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