この記事の概要
オメガ3脂肪酸サプリメントは炎症を減らす効果が期待されます。炎症が大幅に減るとテロメアの伸長に関連性があることが認められています。魚にオメガ3脂肪酸が多く含まれているのは、藻類をたくさん食べているからです。藻類からは、魚と同じDHAが期待できます。
1. オメガ3脂肪酸サプリメントの効果
オメガ3脂肪酸サプリメントは、効果があるのだろうか?
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オメガ3脂肪酸が含まれているフィッシュオイルのサプリメントを4ヶ月間摂取した人とプラシーボ(偽薬)を与えられた人を比較したところ、どちらもテロメアの長さに大きな変化はありませんでした。
フィッシュオイルのサプリメントを4ヶ月摂取した人の中で、血中のオメガ3脂肪酸がオメガ6脂肪酸よりも増加した人には、テロメアの伸長が認められました。
オメガ3脂肪酸のサプリメントは、炎症を減らす効果が期待されます。炎症が大幅に減るとテロメアの伸長に関連性があることが認められています。
酸化ストレスや炎症の軽減が起きるので、オメガ3脂肪酸のサプリメントを摂ることには、効果が期待出来そうです。またこのサプリメントの摂取は、テロメア伸長にとって都合が良いとのことです。
EPAとDHAの混合サプリメントは1日に少なくとも1000ミリグラム摂取すると良いことが、一般的なコンセンサスです。
魚にオメガ3脂肪酸が多く含まれているのは、藻類をたくさん食べているからです。(肉食系魚ではなく、草食系の魚ということですね)魚を食べなくても、藻類からとれるDHAは、魚とほぼ同じDHAの効果が得られるようなのです。
※DHA(ドコサヘキサエン酸は、不飽和脂肪酸のひとつで、僅かに黄色を呈する油状物質)
※EPA(エイコサペンタエン酸またはイコサペンタエン酸は、オメガ3脂肪酸の一つです)
2. オメガ3とオメガ6のバランス
オメガ3とオメガ6のバランスは、とても大事です。現代の食事は、あまりにもオメガ6が含まれた食品が多いからです。
オメガ6は、皮膚を丈夫にする作用があります。多くとれば、頭皮は硬くなり毛髪にとっては、抜け毛の土台をつくってしまう可能性があるからです。
オメガ6は日常生活で十分摂取しているので、意識して摂取量を減らすように心がけたいものです。オメガ6が含まれている日頃摂取している食品は、揚げ物、クラッカー、クッキー、ポテトチップス、スナック類など。
3. ホモシステイン
この流れでもう一つ知っておきたいものがあります。ホモシステインです。
ホモシステインは、(タンパク質の構成要素であるアミノ酸の一種システインと近い物質)加齢とともに増加します。炎症とも相関係があり、心血管系の内膜にダメージを与えます。
※ホモシステイン (homocysteine) は、必須アミノ酸のひとつであるメチオニンの代謝における中間生成物でです。ホモシステインの代謝には、葉酸・ビタミンB6・ビタミンB12
ホモシステインの高さとテロメアの短さとの間に、相関性が確認されています。ホモシステインの値が最高値でも、この症状はビタミン剤によって改善が可能だそうです。
ビタミンB、葉酸塩、ビタミンB12には、ホモシステイン値を下げる効果が期待されているそうです。服用が必要かどうかは医師に相談とのことです。
まとめ
オメガ3脂肪酸のサプリメントは、炎症を減らす効果が期待されている
魚にオメガ3脂肪酸が多く含まれているのは、藻類をたくさん食べているから
オメガ3とオメガ6のバランスは、とても大事でオメガ3をとりオメガ6を控える
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