免疫力を高める食材

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免疫力を高めるのに必要な栄養素とは

免疫力を高めるには、細胞の新陳代謝を高めるタンパク質が必要不可欠です。しかしタンパク質は不足しがちな栄養素であり不足するとウイルスや疾患などにかかりやすくなってしまいます。

特に高齢者は、タンパク質はその合成よりも分解される量の方が多いので積極的に摂る必要があります。


免疫力を高める好タンパク質食材六選


鮭は昔から健康回復目的で薬として食べる「薬ぐい」とも呼ばれていました。病気予防としても食されているほど栄養があります。

鮭の赤みの元であるアスタキサンチンという色素には免疫力を低下させる活性酸素を除去する働きがあるからです。

アスタキサンチン:トマトや人参に含まれるリコペン、β-カロテンと同じカロテノイドの一種で、エビ・カニ等の甲殻類の体内に蓄えられる赤い色素として知られています。
例えば、本来は白身の魚であるサケは、アスタキサンチンの赤い色素を持つオキアミやエビなどをエサにしているので、その色素が体内に蓄積して身が赤やピンクになります。サケは海を回遊し、産卵の時期に川を上りますが、その激しい運動による疲労やストレスを改善し、保護している源がアスタキサンチンです。
アスタキサンチンは老化の原因になる活性酸素を抑制する働きがあり、その抗酸化作用はビタミンEの約1,000倍といわれています。

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薬食い:鮭は昔から「薬食い」といわれ、風邪予防として重宝されていた魚。その理由はサーモンピンクの天然色素「アスタキサンチン」で、優れた抗酸化物質で免疫力を高めます。

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また現代人の不足しがちなビタミンDの含有量は魚の中でもダントツで、これはインフルエンザの予防にもなる栄養素のです。

鮭は低脂肪高タンパク質食材です。さらに、鮭フレークとして、ファストフードとして、手軽に食べることもできます。


エビ

エビは漢方で体を温める温性の食材とされています。体を温めることは免疫力向上のための基本中の基本です。

低体温だと自律神経が乱れて血行不良を招いてしまいます。そのため、免疫力が低下してしまうことがあるのです。

エビの効果的な食べ方は、エビのしっぽまで食べてみる事です。できれば殻までしっかりと食べるようにすると効果的です。

エビのしっぽや殻には、アスタキサンチンが豊富に含まれているからです。


卵は、1日に1個、必ず食べると免疫力向上に役立つ栄養素が豊富に含まれている食品です。

卵の黄身には皮膚や粘膜の健康に欠かせません。風邪予防になるビタミンAやレチノールが豊富に含まれています。

また卵白には殺菌作用や抗酸化作用があります。これは卵の中で、ひよこを感染から守る役割を持つものです。

卵は加熱調理することで、より効果が高まります。ゆで卵は美味しく食べる事ができます。

ビタミンA とは、物質としては一般にレチノールを指し、ビタミンA₁としても知られる。広義にはレチナール、レチノイン酸およびこれらの3-デヒドロ体や関連物質を含め、誘導体を含めてレチノイドと総称される。レチノールは必須栄養素で皮膚細胞の分化を促進する。

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納豆

納豆には納豆特有の成分ナットウ・キナーゼが含まれています。これは血流を改善して体を温める作用のある酵素です。

この酵素には腸内の善玉菌を増やして免疫力を底上げする作用もあります。また納豆は大豆から発酵させる過程で、免疫力向上に役立つビタミンB6が何倍にも増えます。

さらに強い抗菌作用を持つ大豆由来のペプチドも含まれているので、免疫力向上に欠かせません。納豆はナットウ・キナーゼを活性化させるためによくかき混ぜてから食べるとより効果的だと言われています。

強い殺菌作用とウイルス予防効果のあるイソチオシアネートを含む大根おろしと一緒に食べるとさらに効果的です。

タンパク質はアミノ酸が幾つも繋がったものです。一方、ペプチドは、一般的にタンパク質の消化過程でできる中間産物といわれています。しかし、厳密にはアミノ酸が2つ以上繋がっているものがペプチドと定義され、タンパク質との境界線は曖昧です。このように、多くのペプチドが存在する中で、アミノ酸より吸収が速いことが報告されているペプチドはアミノ酸が2つ繋がったジペプチドと、3つ繋がったトリペプチドです

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イソチオシアネートとは、-N=C=Sという構造を持つ物質の総称であり、イソシアネートの酸素原子を硫黄原子で置換することによって得られる。アブラナ科の植物にしばしば含まれるアリルイソチオシアネートはカラシ油に含まれ、辛味の原因となっている。エドマン分解ではアミノ酸の配列の解析に用いられる。

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ナットウキナーゼは、納豆に含有される酵素タンパク質の一種である。線維素溶解作用がある。須見洋行らにより1980年に発見、命名された。以前の呼び方はサブチリシンNAT。ナットウキナーゼは、枯草菌の亜種であるBacillus subtilis nattoが体外に分泌する酵素である。

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牛肉

牛肉には、細胞の新陳代謝を促し、免疫力向上に欠かせない亜鉛が豊富に含まれています。

また血流を滞らせ、大温の低下や免疫力の低下につながる体内の酸欠状態を防ぐのに大切な鉄も豊富に含まれています。

亜鉛は2,000種類以上ある酵素のうち約300種類の組成に欠かせない重要なミネラルです。体内でエネルギーを作り、細胞分裂、さらに免疫機能など、生きるうえで欠かせない効果をもたらしています。亜鉛が不足すると酵素が機能しなくなるので、発育障害や免疫不全、肌荒れ、味覚障害、精子の減少による生殖機能の低下など、様々です。

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鶏肉

鶏肉には皮膚や粘膜の健康を維持して免疫力を向上させるビタミンAが豊富に含まれています。

また鶏胸肉には免疫細胞を活性化させ免疫力向上につながるアンセリンとカルノシンという成分も豊富です。

鶏肉は柔らかくタンパク質の吸収率が高いため高齢者や胃腸が弱っている人にも嬉しい食品なのです。

アンセリンは動物の筋肉中に含まれているペプチドで、2種類のアミノ酸が結びついた構造をしています。海洋生物ではマグロ、カツオ、サケ、サメなど、陸上動物では鳥類の筋肉に多く含まれており、もともと旨味成分に深く関係している物質として注目されていました。マグロ、カツオなど、長距離を高速で泳ぐ回遊魚などの筋肉中に多く分布することから、近年、その運動能力の秘密のカギを握る存在としての研究が進められています。

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カルノシンは、β-アラニンとヒスチジンから成るジペプチドである。構成するヒスチジンにはキラル中心が存在するため、L-カルノシンとD-カルノシンが存在する。ただし、天然のものは全てL-カルノシンである。L-カルノシンのIUPAC組織名は、N-β-アラニル–ヒスチジンである。

 

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参考文献:YouTube:免疫力を高める最高のたんぱく質食品6選!免疫を高め風邪や病原菌に負けない体になるには?より効果的な食べ方は?知ってよかった健康雑学


まとめ

免疫力を高める食材 細胞の新陳代謝を高めるタンパク質が必要不可欠です。タンパク質は不足しがちな栄養素であり、不足するとウイルスや疾患などにかかりやすくなってしまいます。日常摂りやすいのは、鮭、エビ、卵、納豆、牛肉、鶏肉です。


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