「スタンフォード式 疲れない体」を聴いて感じたことの7回目です。7回目は、疲労の予防についてです。虫歯予防と同じように疲労も予防する時代です。
この記事の要約
疲労しない体をつくるプログラムとはIAP疲労回復プログラムです。その中でも鍵を握るのは、横隔膜と体内の圧力です。疲労は予防する時代です。体を疲れないように予防しておくのです。そうすれば、ダメージが溜まりにくくなります。
参考文献:オーディオブック
参考文献:本
スタンフォード式 疲れない体 (日本語) 単行本(ソフトカバー)
IAP呼吸法(腹圧呼吸法)の効果について
スタンフォード女子水泳チームのエラ・イースティン選手がIAP呼吸法を行なった結果の経験談です。
IAP呼吸法を選手が行うことによって、「疲れにくくなった」、「疲れてもその感覚が続かなくなった」、「前よりも体の反応が良くり成績が向上した」と良い効果が期待できることがわかってきたようです。
実際に、彼女がIAP呼吸法によって得られた成績というのが次の通りです。
2018年全米大学水泳選手権において、
- 400ヤード個人メドレーで五輪金メダリストのレベッキー選手を破る
- そのほか出場した4種目を含めて、5冠に輝く
- うち二つはアメリカ新記録、年間最優秀選手に選ばれた
IAP呼吸法によって疲労予防の効果をが確かにあるようです。
エラ・イースティン選手のIAP呼吸法の実感です。
IAP呼吸法をすると、体の中心が安定する感覚があって、体が水面に対して、平行になる感覚を覚えます。 スイマーによくある、反り腰にならないので、腰の調子がシーズンを通してよかった。 それがこの成績につながったと感じています。
「スタンフォード式疲れない体」
予防医学方式で疲労しない体づくり
積極的な、疲労予防アプローチが世界女王をも破る驚異的なパフォーマンスを生み出した。
イースティン選手がこれだけ成績が向上したのは、抗疲労体質をつくりあげたことにあります。体を疲れないように予防しておくのです。そうすれば、ダメージが溜まりにくくなります。
風邪予防や虫歯予防は当たり前なのに
風邪予防には、外から戻ってきたらうがいや手洗いをします。食後の歯磨きは1日3回は少なくとも行います。炭水化物のとり過ぎを改めて食習慣を改善するように健康には気をつけているのではないでしょうか。
それと同じように、疲労も蓄積しないように予防する時代になってきました。
疲労予防には何をすれば良いのか
スタンフォーその選手たちが実践しているのは、IAPの回復プログラムだというのです。
これは世界最新の疲労回復プログラムであり、怪我を防止する理論です。その中でも、横隔膜と体内の圧力が鍵を握るようです。
このプログラムを取り入れてから、
- アスリートの怪我が減少した
- 水泳チームの腰痛は、1年間で7件から1件と減少した
ここまで明らかに成果が向上しているのです。このIAPとは何なのでしょうか。一般の私たちが、日常生活に取り入れて疲れない体をつくくり実践していく方法がこの本にはまとめられています。
まとめ
IAP呼吸法を行うことによって抗疲労体質になり成績が向上した
抗疲労体質はダメージが溜まりにくくなる
アスリートの怪我が減少した
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