脳が若返るには感情をコントロールする

脳が若返るには感情をコントロールする

脳が若返るには感情をコントロールする

この記事の概要

内分泌系を制御することにより、感情はコントロールできるようになります。体が穏やかになりストレスを溜めず、健康で若い状態を維持できるのです。脳の仕組みと心の身体の関係では脳の指示のもとにホルモンを分泌する内分泌系が気分の善し悪しや脳の機能を左右します。脳が若返るには感情をコントロールすることが重要です。


1. 内分泌系を生理的に抑制できれば、感情をコントロールできる

内分泌系を生理的に抑制することにより、感情はコントロールできるのです。 脳の仕組みと心の身体の関係によりますと、脳の指示のもとにホルモンを分泌する内分泌系が気分の善し悪しや脳の機能を左右します。

このことはとても大切なことです。思考をコントロールすることによって、内分泌系をコントロールできることが理解できるからです。

内分泌系から分泌されるホルモンが興奮させたり、憂鬱にさせたり、楽しい気分にさせたり、怒らせたりするのです。 感情のコントロールが、脳の若さを保つのです。脳の若返りは、感情の支配にあるようです。


2.内分泌系が感情を左右する理由

ホルモンは、直接血液中に分泌されます。 体や脳を巡りながら、目標とする器官に入って刺激を起こし、それぞれの行動を起こさせるのです。脳に入ったホルモンは、感情を呼び起こします。ホルモンは、独自の器官をと通って各部位に送られるのではないのです。

内分泌系は、ホルモンを分泌する一連の内分泌腺からなっています。ホルモンは、体の中のいろいろな臓器に信号を送って活性化し、脳にも影響を与えています。


3. おもな内分泌

主な内分泌線は、八つあります(ホルモンを分泌する肝臓と腎臓を除きます)。松果体、下垂体、甲状腺、胸腺、上皮小体、副腎、膵臓、性腺です。

認知機能や感情に最も大きな影響を及ぼすのは副腎、性腺、松果体、下垂体です。性ホルモンは、精神に大きな影響を及ぼします。

どれだけ能率よく考えたり記憶したり肉体作業を行うかは性ホルモンに左右されます。

女性の場合生理の前はホルモンのレベルが不安定になるため感情が高ぶりやすくなります。松果体から、睡眠や免疫力に関係のあるメラトニンが分泌されています。メラトニンには催眠の効果があります。

老人は若者ほど睡眠を必要としないと言われますが、メラトニンが少なくなるために眠れなくなるだけです。
肉体的にも精神的にも若さを保つためには若者と同じくらいの睡眠が必要です。

起きている間は、セロトニンが健全な心身を保つのを助けるように、夜間はメラトニンが心を鎮めてくれます。

歳を取るにつれてメラトニンの分泌が減るのは、松果体がしなびて石灰化するためです。

石灰化は防ぐことができます。歳を取っても松果体が正常に機能している人がいます。それは高度な心身訓練と自然の強壮剤によって、松果体の機能を保つのに成功しているからです。

心身の訓練には、自律神経を調整したり、呼吸法、瞑想法などがあげられます。


4. 脳の老化の犯人は活性酸素

ストレスが多い生活が脳に有毒なコルチゾールを生み出し、それが脳の老化を加速していますが、直接の要因は、ストレスによって作り出された活性酸素が脳細胞を殺していきます。

脳の中で活性酸素をつくりだすものはすべて、神経系の退化をもたらします。

長期にわたる活性酸素の破壊が続くと、皮膚は固くなり、しわが増え、骨が軟らかくなりちじみます。 筋肉も弱まり、脳は徐々に退化していきます。活性酸素による脳へのダメージは相当大きいようです。

抗酸化力がある食事を取っている方とそうでない方の差は今後大きくなるでしょう。

健康的に若返る体は抗酸化力のある環境づくりが決め手のようです。


5. 脳を守る

自然の強壮剤の一つで、ポリフェノールが大変有効な物質であることはよく知られています。

活性性酸素によって脳の神経を損傷されることが明らかになっています。その予防や改善に抗酸化対策が大きな効果をあげたということが数多く報告されています。

ポリフェノールの抗酸化作用がアルツハイマー病やパーキンソン病の進行にブレーキをかけ、その改善に働くのもそのような理由によるものです。


6. 水素は脳を活性酸素から守るエース

水素は、最も小さい分子で脳に届きますが、血液脳関門という関所が脳にあるため、酸化を防ぐ薬剤やサプリメントは直接届かないのです。

血液脳関門は特別な器官ではなく、血液細胞の器官です。 脳の血管細胞は、特別で細胞同士が隙間ないほどぴったりくっついています。

血液中の栄養成分は、血液細胞の隙間を通り抜けることができません。そのため、脳の血管細胞膜を通らない限り、脳には届かないのです。

水素は、活性酸素に攻撃されている細胞めがけて救援に飛んでいきます。活性酸素の中でも特に最も攻撃的で体に害を与えるヒドロキシル・ラジカルだけにしか攻撃できません。すべての活性酸素が害ではないのです。

その理由で、必要な活性酸素を残し、最も悪い活性酸素を取り去る水素は、脳を活性酸素から守るエースと言えるでしょう。

戦いの後、水素は、ヒドロキシル・ラジカルと反応し安全な水に変化してしまいます。


7. 下垂体は内分泌系の「主導者」

下垂体は内分泌系の「主導者」と言われています。下垂体からは、何種類かのホルモンが分泌されているからです。

そのホルモンの一部は、直接臓器に働きかけ、他の一部は内分泌系を活性化しています。下垂体は、視床下部から指示を受けます。他のどこよりも、身体と心が出会う場所です。

視床下部が刺激する内分泌線は、副腎、甲状腺、乳腺です。視床下部は成長を促し、ヒト成長ホルモンを分泌します。

副腎は、アドレナリンを分泌しています。アドレナリンの重要な機能は、ストレスに反応することです。下垂体、体の老化を防ぐには活性酸素から守ることです。


8. 脳の社会的現象

現代社会では、長生きのリスクが伴います。四人中三人がガンや心臓病で死ぬと言われていますが、そのリスクを避ける努力をして長生きしたところ、繊細な器官である脳がやられてしまい、健全な精神が失われるケースが増えています。

知性や記憶力、想像力の衰えは、ある年齢に達した時に急に起こるものと思われていますが、そうではなく、知らぬ間に少しずつ進行しています。

成人になって、ニューロン同士のつながり(シナプス)の半分を失っているという説もあります。失うのはほとんど使われていないために衰退してしまうからです。肉体は若くても、脳が先に老化しやすいことがわかります。


9. なぜ脳は衰えるのか

加齢による認知能力の低下の主な原因の一つは、神経伝達物質の減少です。神経伝達物質の中で、アセチルコリンの不足が大きく影響します。

アセチルコリンは、記憶を伝送する物質の中で最も大切です。脳は生きた器官だからこそ、きちんと管理し、適切な方法で修復すれば一生使えます。

アルツハイマー患者のほとんどにアセチルコリンの顕著な不足が見られます。加齢に伴う記憶障害の場合、アセチルコリンだけではなく、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどのなどの大事な神経伝達物質も少なくなります。

エンドルフィンなど一部の神経ペプチドも減少します。エンドルフィンの減少は、気分に影響を与えるだけでなく、免疫機能を低下させます。

エンドルフィンは気分を爽快にするものとして知られていますが、精神と免疫系を結ぶ重要な連結線です。


10. アセチルコリンを含む食品

トマト、ナス、タケノコ、ピーナッツ(落花生)、山芋、里芋、そば、まつたけ、いわしなど。山芋は特にアセチルコリンを多く含む食べ物です。


11. セロトニン

セロトニンは、満足感を与え、痛みの感覚を抑え、睡眠を助けます。 これが不足すると、必ずと言っていいほど、気分が落ち込みます。

セロトニンは、アミノ酸のトリプトファンを摂取することによって体内で生成されます。セロトニンの増やし方は、セロトニンの原料となる必須アミノ酸のトリプトファンを多く含む食材を取り入れることです。

セロトニンを含む食材の代表的な物は、バナナです。バナナに含まれるトリプトファンのアミノ酸は、セロトニンの原料になります。

炭水化物が、トリプトファンの摂取を促し、セロトニンの生成につながります。炭水化物が欲しくなるのは、身体がセロトニンを求めているとも言えます。

他にもトリプトファンを含む食材は、豆腐や納豆、大豆、味噌などの豆製品や牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、くるみやピーナッツ、ゴマなどの種実類、卵などがセロトニンを増やす食材です。

他にもセロトニンの合成を助ける働きのあるビタミンB6を含む食材、セロトニンの体内への取り込みを促進する炭水化物などもセロトニンを増やすのに役立つ食材です。

逆にセロトニンの脳内への取り込みを阻害するとされる食材が、動物性タンパク質を含むものです。摂取を控えめにすることがいいでしょう。


12. 脳を活性化する食事

  1. 低脂肪のものを食べる:心臓にとって良いものは頭にとっても良いようです。脂肪が多すぎると、脳への血流が悪くなります。
  2. 栄養分の多い食品を食べる:脳は多種多様の栄養分を必要としています。
  3. 低血糖にならないように注意する:脳の唯一の燃料は、ブドウ糖です。血糖が低下すると脳の機能も低下しニューロンは死にます。極端なダイエットは脳の部分死を招きます。
  4. 低カロリーの食品を選ぶ:食事は軽めにし、カロリー制限は寿命を延ばし若さを維持します。
  5. バランスのとれた食事をする:全粒の穀物と野菜、果物、大豆タンパク質、低脂肪乳製品と脂肪の少ない肉です。
  6. 食品サプリメントを摂る:バランスのとれた食事だけでは、脳を活性化するには十分ではありません。
  7. 加工品を避ける:殺虫剤で毒された食べ物、防腐剤で保存された食品は食べない。生きた人間は生きたものを食べましょう。
  8. 神経伝達物質に栄養を与える:神経伝達物質は特別な栄養を必要としています。
    1~7までのことを頭に置きながら、普段の食事で意識的に脳へ栄養を補給していることを心がけましょう。

まとめ

内分泌腺をコントロールし感情をコントロールする

主な内分泌腺を知る

ポリフェノールにより活性酸素を防ぐ

水素と摂取しヒドロキシル・ラジカルから脳と体を守る

アセチルコリン、セロトニンを多く含む食事を摂る

脳を活性化する食事


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