血液の汚れが病気をまねくのです

血液の汚れが病気をまねくのです

  • 2019年4月16日
  • 2020年6月19日
  • 血流
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この記事の概要

血液の汚れが病気をまねくのです。体内の血液循環がうまく行われず滞った状態だと発疹が起きSOSのサインを体が出して来ます。身体を温めて寝ることが、回復の近道です。

石原結實式 血液の汚れをとれば病気は治る (宝島SUGOI文庫)


1. 健康の源は血液の流れと浄化

健康のもとは、血液の流れと浄化にあるようです。それには、体温と深い関係があります。
次のようにまとめてみました。漢方には瘀(お)血(けつ)という言葉があります。瘀(お)血(けつ)とは、体内の血液循環がうまく行われず滞った状態のことを言います。

血液の役目の一つは、全身の細胞に酸素をはじめとした生命活動に必要な栄養素を供給し、いらなくなった老廃物を回収して腎臓や肺に運び、尿や呼気、汗と共に体外に排出することです。

血液は、生命活動の源です。血液の状態が健康状態を左右しています。血液循環が滞ると、尿酸や乳酸、ピルビン酸などの老廃物が血液中に増えてしまいます。その血液は、どろどろとした状態になってしまします。

ほとんどの病気は、血液が汚れているために起こります。病気は「血液が汚れていますよ」という身体のSOS信号です。


2. 血液の汚れの原因

そうなったら血液をきれいにすることが必要だと感じ取ってください。血液の汚れの原因は、「身体の冷え」と「食べ過ぎ」です。身体が冷えると、代謝が低下します。そうなると、糖質や脂質、たんぱく質が不完全燃焼を起こして燃えかすが出てしまいます。

食べ過ぎは、余分な糖、中性脂肪、コレステロールなどが血液中に増えている状態を作ります。
確かに中年になると新陳代謝が悪くなり、余分な贅肉が付いてくるのがよくわかります。それらは、血液の汚れにより身体に沈殿していくものなのかなと思えてきます。


3. 細胞を守ろうとする防衛反応

血液が汚れると、細胞を守ろうとし身体が防衛反応を起こします。それが、発疹、発熱、動脈硬化などのさまざまな反応です。

血液が汚れると老廃物を汗と一緒に、体外に出そうと働きます。汗腺や皮脂腺から老廃物を出すために、発疹が出て肌が荒れてしまうのです。

発疹には、蕁麻疹(じんましん)、湿疹(しっしん)、乾癬(かんせん)、化膿(かのう)診(しん)といった様々な病名があります。

これらは、すべて体内の老廃物が体外に出てくるときに起こる症状です。

西洋医学では、ステロイド剤や抗ヒスタミン剤で、発疹が出るのを抑制しようとします。しかしながら、これは表面的な治療です。根本的な血液の汚れを改善していないので、なかなか治りません。

血液の汚れが原因で、発疹を薬によって出ないようにすると、体内に汚れを溜めたままにしておく状態をつくってしまいます。

体外に出すべきものを薬の力で体内にとどめておくと、血液は、いつまでも汚れたままです。


4. 発疹は、身体からのSOSのサイン

発疹は、身体からのSOSのサインです。炎症とは、肺炎、気管支炎、膀胱炎、腎炎など炎がつく病気の総称です。

漢方では、血液の老廃物を燃焼しようとして起こる反応と考えられています。炎症には発熱と食欲不振があります。これは、身体を守ろうとする生体反応です。

発熱は、老廃物を燃やすために発生します。

食欲不振は、血液が汚れる原因のひとつである食べ過ぎを抑制する作用があります。西洋医学では、ウイルスや細菌などが炎症の原因となっています。

炎症を起こすのは、病原菌です。悪臭がある生ゴミや汚い川には、いろいろな細菌が存在しています。

これらの汚物となった不要物を分解し土に戻しています。きれいな水には、不要物を分解する細菌がほとんど存在していません。

血液がサラサラであれば、病原菌は存在する必要がなくなります。どろどろに汚れていれば、それらを分解し浄化するために病原菌がやってくるのです。

軽い炎症が起きているときは、身体を温めて発刊を促し、血液の汚れをなくすことが一番です。

薬で病原菌を殺したり、発熱を止めてしまうことは、症状を一時的に抑えることはできても、根本的な解決になりません。


5. 身体を温めて寝ることが、回復の近道

軽い発熱のときは、身体を温めて寝ることが、回復の近道です。薬によって発疹や炎症抑えて、血液を浄化できなかった場合は、血液の汚れを体外に排出する機能が低下します。

このような状態が続き血液に汚れが溜まると、血管壁にコレステロールやいろいろな老廃物を沈着させて血液を浄化しようとします。

これが動脈硬化です。

動脈硬化とは、血液中の余分なコレステロールなどが、血液に沈着して血管の内腔が狭くなり、どろどろになった血の塊の状態です。

血管が細くなれば、血液は、流れにくくなり、必然的に心臓から血液を送り出す力が大きくなります。
これが高血圧です。

血圧を下げる薬は、一時的に脳卒中や心筋梗塞を防いでくれますが、血液の状態を改善してはくれません。
動脈硬化は、血液をきれいに保とうとする生態的防衛反応です。

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6. 病気になったら血液をきれいにする

病気になった場合、血液をきれいにすることが第一の目的にすればよいのです。

これらの炎症を対処療法で、一時的に薬で治していても、根本的に血液の汚れを治しておかなければ、最終的な浄化方法である汚れを一か所に集める装置の腫瘍(がん)ができます。

がんによって臓器が出血するのは、がん細胞が、汚れた血液を排出しようとするためです。それによって浄化しようとしているのです。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、鼻血、切れ痔、歯肉炎などの出血も汚れた血を身体外に出そうとしている浄化反応のひとつです。出血やがんは血液が汚れているという最終的なサインです。

それは浄化反応なのです。

悪いところだけ切除しても根本的な問題解決をしていなければ、がんは再発する危険性が高いのです。

目に見えるところではなく、血液の浄化を考えることが肝心なことです。そのためには、身体を温めたり、食生活を改善したり、運動を定期的に心がけたり、ストレスと付き合う方法を身につけることで、自然治癒力が高まります。

自然治癒力という免疫力を高めれば病気は自ら治せると思います。


7. 体温は健康に大きく影響している

体温は健康に大きく影響しています。36.5度から37.0度が最も健康で免疫力が高いといわれています。

0.5度下がっただけでも身体は、冷えを感じます。35度台の体温が長期的に続くと排泄機能の低下、自律神経失調症、アレルギー症状が出てきます。

27度は、死体の身体温、30度は、体温が低下し過ぎて意識を失います。33度は、冬山で遭難した時に幻覚症状が出てきます。(凍死寸前の身体温)34度は、おぼれた時に助かるかどうかの境目の体温です。

35度は、がん細胞が最も増殖しやすい体温と言われています。35.5度が、長期間続くと排泄機能の低下、自律神経失調症、アレルギー症状が出てきます。

36度は、少し体温が低下の状態です。筋肉を震わせて熱産生を増加させようとしています。

36.5度から37度は、最も健康的で免疫力が高い状態です。

朝起きた時に調子が悪いのは、体温がまだ上がっていないためです。体温は、健康に重要な影響を与えます。健康維持のためには、身体を温めることが必要です。

1975年のがんによる死亡者数は、13万6千人、2001年は、30万人を超えています。がんの治療は年々進んでいるにもかかわらず、死亡数は減少していません。

平均平熱が36度台だったのが、現在は35度台に落ちています。原因は運動不足、冷房の悪影響、食生活の変化、ストレスなどが挙げられます。


8. 代謝は血液を介して行われる

体温が低下すると、免疫力が低下します。もう一つは、血液循環が悪くなります。体温が下がると、体内の代謝が低下してしまいます。

代謝とは、体内に取り入れた食物を燃焼させて、身体をつくったり、体を動かすエネルギーに変えることです。
人間の身体の中では、常に代謝が行われています。

食物が燃焼する時には、いろいろな燃えかすが発生します。これらは老廃物となり、ベン、尿、汗、呼気などと一緒に排泄されます。

この代謝は、血液を介して行われます。血液循環がよくないと細胞の隅々まで血液が十分に送られません。
そのため老廃物が多くつくられるので血液が汚れてしまいます。

血液の汚れは、万病のもとです。体温が低下すると病気になりやすくなるのです。身体を冷やす6つの原因は、冷房の影響、過度なストレス、下半身の運動不足(体内で最も多く熱をつくるのは筋肉です。

その筋肉は70%以上が下半身に集中しています。この部分の筋肉が少ないと、熱産生量も減ってしまいます。血液の循環が滞りやすい下半身を動かすと、下肢の静脈から心臓に血液が流れやすくなり、代謝が促進されて体温を上昇させます)

誤った入浴方法として、シャワーだけで済ませる人が増えています。入浴は、全身の血行をよくし、代謝を促進させます。

食べ過ぎ、冷たい食べ物飲み物、塩分控えめによる冷え

食べ過ぎると胃腸に血液が集中し、筋肉に送られる血液が一時的に減少します。塩分控えめは、(精製されたナトリウム99%の塩は危険)身体を冷やします。塩は身体を温めます。

薬の飲み過ぎ、甲状腺ホルモンを除いて、ほとんどの薬は身体を冷やします。解熱鎮痛薬は、身体を冷やす代表格です。長期間の服用は身体を冷やします。

「血液をきれいにしよう」参考文献 「身体を温めて病気にならない生き方」石原結實氏


9. 日本の食品

「血液をサラサラにする食品」として納豆に含まれているナットウキナーゼが血栓防止予防に効果が高いことは、広く一般にも知られるようになり、医学的にも納豆の効果は確かめられています。

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納豆には血液をきれいにする酵素(血液溶解酵素)であるナットウキナーゼだけでなく、リゾチームという「病原体溶解酵素」も多く含まれていることがわかってきました。

これは身身体に侵入してきた悪玉菌を溶解するのに効果的な酵素です。

納豆の持つネバネバと酵素の量は比例関係にあるといいます。よくかき混ぜ、ネバネバを出せば出すほど酵素の量も増すということです。

体内に存在する「潜在酵素」の活性化にも効果が高い納豆は、じつに優れた発酵食品です。


まとめ

健康の源は血液の流れ
発疹は体からのSOS、むやみに薬で治さない
体を温めて寝るのが一番
体温は健康に大きく影響している


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