この記事の要約
飽食が性欲を抑えているのです。食べることと性交することは同じ水源にあります。本能的な水源ですが、現代日本人の少子化の問題点は、水源を食欲ばかりに流し込み、性の交わりには水が行き渡らなくなっているため、その水源が枯渇してしまっているようです。
参考文献:
腸をダメにする習慣、鍛える習慣 ~腸内細菌を育てて免疫力を上げる30の方法~ (ワニブックスPLUS新書)
1.病気になりやすい体質
日本人の4大疾病は、がん、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病です。活性酸素が、これらの疾病の発生に関与しているのです。腸内細菌達は、活性酸素によって働きを弱められ、免疫力を落とさせられます。
中高年以降に、病気になりやすい体質になった人は、ミトコンドリアエンジンに切り替わった時期に、主食である白米やパスタ、うどんなど、スナック類を若い頃と同じように食べ続け、解糖エンジンをフル稼働させているからです。
2.性欲を高めるためには過食をしない
日本人の精力が、低下しているとのことです。
夫婦で性の交わりをしない理由は、女性は面倒臭い、男性は仕事で疲れているが1位でした。世界の性の交わりの調査をしたところ41か国中、フランスやイギリスでは、性の交わりは、年120回超えてるのに対して、日本では、年45回で最下位です。日本の少子化傾向は危機的状況にあります。
2050年には、一人の高齢者を1.3人の働き手が面倒をみることになります。日本人が子供を産まなくなった理由は、子供を産み育てづらい社会になってしまったのかもしれません。
陰謀論者の間では、人口削減を計画していると言う人もいるでしょう。現実に、人は減り続け、空き家もどんどん増えています。子供たちは減り、老人たちが増え続けているのです。
性交をしなくなった夫婦が増えれば、新しい命が生まれてこないのです。多くの日本人は、なぜ、性交をしなくなったのでしょうか。
3.飽食が性欲を抑えている
理由の第一は、日本が飽食になったからです。
猿による研究実験の結果、次のことが確認できています。
エネルギー減した節食(せっしょく)群:
節食群のサルは、元気で社交的で性交も盛んでした。そのうえ、子供を大切に育てました。
自由気ままに食事をした飽食群:
仲間同士で喧嘩ばかり、いじめもあり、正常な性交はありませんでした。今の日本人も飽食群のサルと同じ状態です。日本に陰湿ないじめが増えてきたのは、飽食のせいなのかもしれません。戦争時代も、士官のほうが飽食でした。下士官に比べて、どちらが潔かったでしょうか。助け合いの精神は、貧しい人々に現れます。
4.食欲と性欲が隣り合った部位
人の脳の中では、食欲と性欲が隣り合った部位に存在しています。食べることと性交することは同じ水源にあるというのです。本能的な水源ですが、現代日本人の少子化の問題点は、水源を食欲ばかりに流し込み、性の交わりには水が行き渡らなくなっているため、その水源が枯渇してしまっているようです。
食欲が満たされれば性欲がなくなり、性欲が抑えられればもっと食べたくなるのが、人間の脳のメカニズムです。性欲とは生きる象徴で、性欲を保つためには、飽食を避けることにあります。
飽食を避けるためには、物足りなさを残すために腹八分目にしておくことが鍵のようです。性交を嫌うパートナーならば、食べ過ぎを避けることが重要になります。
5.イメージ化されてる性
性交がイメージ化されているのは、大脳皮質が発達したためです。古い時代にできた爬虫類脳に、大脳皮質を中心とする新しい脳が覆ってできているのが人間の脳です。
性交とは子供を産むための生殖活動です。生殖活動は子孫を後世に残すための自然な行為であり本能です。爬虫類脳は、本能を司っています。性欲は、爬虫類脳を刺激することで起きてきます。
爬虫類脳を刺激できずに混乱しているのは、大脳皮質の影響を受けすぎているためです。理想をイメージ化して理論で語るのも恋愛や結婚を大脳皮質で考えているからです。
生殖として、子供を産み続ける性を拒否するようになりました。文明や文化が進化すると繁殖力は落ちてしまいます。確かに文明が進んでいる国では、子供の出生率は低いようです。
昔の結婚は親が決めるものが多く、お見合いによって結婚しました。(自分自身の両親もお見合い結婚でした)だからと言って離婚率は現代のように高いものでもありませんでした。さらに幸福度も高かったようです。
6.昔の人の結婚観
その当時の男性も女性も自分の運命を受け入れていました。結婚相手を自分では決められなかったのです。世間体というのもあり、親に逆らえる時代ではなかったこともあったということを親から聞かされていましたが…..。
中には、出会いと直感を大切にして、与えられた運命を受け入れ、あるがままに生きた人もいました。脳だけで幸せを考え出すのではなく、犬が喜びを表現するときに体全体を揺さぶるよう、体全体で感じるものです。今、この瞬間を精一杯楽しんでいると幸せを感じるようになります。
体全体で喜びを感じることができるようになるには、腸内細菌の働きが鍵になります。性欲を高めるには、脳で考えるのではなく、腹に聞くこと、すなわち腸で感じることが大切になります。
まとめ
腸内細菌達は、活性酸素によって働きを弱められ、免疫力を落とさせられている
性欲を高めるためには過食をしない
節食群のサルは、元気で社交的で性交も盛んだった
性交がイメージ化されているのは、大脳皮質が発達したため
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