お腹を温めると気分が晴れる

お腹を温めると気分が晴れる

  • 2018年8月1日
  • 2020年6月16日
  • 血流
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この記事の概要

お腹を温めると気分が晴れるのです。うつの人のお腹を触るとへそを境に上は温かく、下は冷たいことが多いようです。神経や血管が無数に存在し、腸の上皮細胞からは、うつや不眠と関係が深いセロトニン、メラトニンなどの腸脳プペチドが分泌されています。

最近は、石原結實先生の本を何冊か購入して読んでいます。薬を飲まずに健康を保ちたいと思っている人にはとても効果的だと思います。ぜひご一読ください。
お腹を温める効果についてまとめてみました。


1. 腸には人体内のセロトニンが9割

脳で分泌するセロトニンやメラトニンは腸にも存在しています。腸には、人体内のセロトニンは腸に9割あります。脳と腸には共通するホルモンが複数存在しています。

日本語には、腹と心の深い関係を示唆する表現がたくさんあります。「腹黒い」「腹が立つ」「腹をくくる」「腹がすわっている」「太っ腹」「腹を決める」これは、腹には、心が存在し、腹が脳と同じような働きをしていると考えられていることを示しているのではないでしょうか。

腸にはセロトニンがいっぱいあっても、脳には入っていけないようです。

脳は全身の司令塔であり、とても重要な臓器ですので、脳に異物が入り込まないように、血液脳関門という関所が監視しています。

腸のセロトニンも、この関所を通過できないわけです。

ストレスを受けると下痢をしたり、お腹を壊すと気分が悪くなるように腸と脳は関係し合っています。

両方に存在するセロトニンが神経を介してつながっているように思えます。腸のセロトニンを増やせば、脳のセロトニンに影響を及ぼすことができるのではないでしょうか。それによって心を安定させることもできることが可能だと思います。


2. 安眠に誘う二つのホルモン

安眠に誘う二つのホルモンがあります。それは、セロトニンとメラトニンです。

漢方の「陰陽論」では、太陽は「陽」であり、夜は「陰」です。朝は、太陽の光によってセロトニンが分泌され、日が沈んでからは、メラトニンが分泌されます。

セロトニンは体温を上げる働きがあり、メラトニンは体温を下げる働きがあります。

宇宙の万物は、すべて陰と陽に分類され相反しながら深く関係し合っています。表に現れる形が違う陰と陽は反対に見えても本質は一体のものなのです。

セロトニンもメラトニンも太陽の光の刺激によって分泌料が調整され体や脳は、日中は、セラトニン、夜はメラトニンの影響下にあります。

原料は同じトリプトファンです。同じものがセラトニン(陽)とメラトニン(陰)に変え脳や体を支配しています。これは自律神経の交感神経の働きに似ています。

交感神経は日中優位になり活動的にさせます。副交感神経は、夜間優位になり、体を休めたりリラックスさせたりする作用があります。


3. 体内の余分な水

体内に余分な水が溜まっていると、ぽちゃぽちゃという音がします。これは「振水音」と言われています。

このような人は、へそのあたりが冷えている場合が多いようです。お腹が冷たいのは、体の中が冷えている証拠です。このような陰性体質の人は、体内のあらゆる部分、胃、腸、卵巣、胆のう、副鼻腔など袋やくぼみ状の臓器に水が貯留する状態になっています。

このような陰性体質の人は、重力によって水が下方に下がりますので、下半身が水で溜まりやすくなります。
下腹部がポッコリでたり、下肢がむくんだりして大根足の状態になります。

体が冷えると水が溜まるだけでなく、血流も悪くなります。血液は臓器に栄養、酸素、白血球などを運んでいます。これらの物質が届かなければ臓器の働きが悪くなります。 水が下半身に溜まると、下半身は冷えやすくなります。

女性は子宮や卵巣、男性は前立腺や泌尿器などの病気にかかりやすくなります。そうなると。不妊症、月経不順、子宮がん、卵巣がん、前立腺がん、膀胱炎などは下半身に水が溜まった結果冷えたために起こる病気です。
下半身が冷えると下半身にあった熱や気、血の居場所がなくなり、上半身に上昇して行きます。

心臓や肺が下から突き上げられていくような感じになったり、心臓が苦しくなったり、ドキドキしたり、肺が息苦しくなったりします。


4. お腹を暖める

お腹を温めると気分が晴れてきます。うつの人のお腹を触るとへそを境に上は温かく、下は冷たいことが多いようです。

上半身と下半身の境目がへそになります。 そのへそを境に上と下とでは体温が違うことを表しています。へそのあるお腹は文字通り「お中」であり体の中心です。

その中心にある腸は、食べ物を消化するだけの臓器ではありません。神経や血管が無数に存在し、腸の上皮細胞からは、うつや不眠と関係が深いセロトニン、メラトニンなどの腸脳プペチドが分泌されています。


5. 腸は人間最大の免疫臓器

腸は人間最大の免疫臓器と言われています。

体全体の免疫組織の約70%が腸に存在しています。体の免疫力の中心なのです。腸壁にはパイエル板という免疫組織があり、口から入ってきたものを識別します。

体に必要なものは吸収され、不要なもの、害になるものは排除されます。その時の腸の大事な役割は、白血球がいっせいに働き始め異物を攻撃します。

大事な働きを持つ腸にあたるお腹を冷やしたら、腸の蠕(ぜん)動(どう)運動(消化管が順次くびれることにより、内容物を移動させる運動、ここでの消化管とは腸のことで内容物はウンチのことです)が悪くなります。

さらに免疫機能が落ち、セロトニンをはじめとする腸脳プペチドの分泌も低下します。腸脳プペチドは脳のホルモンと連携していると思われています。


6. 腹巻

腸の働きが低下することによって、脳機能が低下するのもうなずけます。お腹は常に温めておいたほうがいいのです。お腹は体の中心です。そのお腹が温まれば手足まで温まり体温も上がります。

女性の方はこのことを本能的に知っているのか、腹巻をする若い女性が増えています。ストレスを感じるとお腹を壊してしまいます。

脳のホルモンと連携しているお腹を温めておけば、脳のセロトニンが増えてストレスが解消できると考えられています。体が冷えている人は、我慢せずに腹巻や回路でお腹を温めるのが効果的だと思います。

お腹を温めた人は、明るくなり体調も良くなる人が多いようです。 「お腹を温めよう」参考文献 「うつ?と思ったら体温を測りなさい」石原結實氏


まとめ

腸には、人体内のセロトニンは腸に9割
安眠に誘う二つのホルモンそれは、セロトニンとメラトニン
体が冷えると水が溜まるだけでなく、血流も悪くなる
腸は人間最大の免疫臓器


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