動物性タンパク質を過剰に摂ると毒

動物性タンパク質を過剰に摂ると毒

この記事の要約

動物性タンパク質を過剰に摂ると毒になります。タンパク質には貯蔵庫がないためタンパク質の分解物が血液中に出て行きます。このタンパク質の分解産物が、最も強い毒素だったのです。これが万病の元と言われ、未消化物は、必ず毒素になるという法則があります。


1. 三大栄養素の貯蔵庫

三大栄養素の炭水化物(糖)、脂肪、タンパク質です。炭水化物と脂肪には、過剰に撮った場合、貯蔵庫を持っています。脂肪の貯蔵庫は無限大です。余った脂肪はどんどん蓄えられていきます。

炭水化物の貯蔵庫は有限です。過剰な糖分は、中性脂肪に変換され、一定量を超えると、無限大である脂肪の貯蔵庫へ貯蔵されるのです。

蓄え続けられるということは、太り続けるということなのです。

タンパク質のも貯蔵庫がありますが、わずかなアミノ酸プールがあるだけです。貯蔵庫がないため、たくさんタンパク質を食べても短期的に太ることはありません。

タンパク質の貯蔵庫がないのも問題なのです。貯蔵庫がないということは、タンパク質の分解物が血液中に出て行くことになるからです。

このタンパク質の分解産物が、最も強い毒素だったのです。この毒素が万病の元と言われています。未消化物は、必ず毒素になるという法則があります。


2. 三大栄養素の腐り方の特徴

三大栄養素は、不消化を起こすと腸内で腐ります。それぞれ腐り方の特徴があるようです。

炭水化物:発酵、お腹が張る、ガスが出る

脂肪:酸化、加齢臭は酸化した脂の臭い

タンパク質:腐敗

血液がドロドロになるのは、動物性タンパク質の不消化物が原因です。腸内でアンモニアなどの毒物が発生するのは、不消化タンパク質によるものです。これを分解するために腸内に腐敗菌が登場し、そのため腸の中は、腐敗して炎症が起きるのです。


3. リーキーガット症候群

腸が腐敗し炎症を起こすと腸の網目が大きくなります。(リーキーガット症候群)そのため、分子の大きい腐敗タンパク質でも吸収され血液中に入ってしまうのです。これによって、アレルギー反応が起こるのです。

リーキーガット症候群は、アトピーといったアレルギー性疾患だけではなく、膠原病、潰瘍性大腸炎、神経疾患などの難病の一員であることも判明されているようです。他にも、発がん物質が生成され、大腸がん、乳がんなどのあらゆるがんの一因と考えられています。

正常な状態であれば、不消化タンパク質は吸収されることはありません。正常な腸ならば、入ることのない異物です。


4. 動物性タンパク質の過剰摂取に関する研究レポート

食習慣と健康に関する研究レポート(1982年全米化学アカデミー)

「動物性タンパク質の過剰摂取はがんの最大の要因であり、その食習慣をやめれば、がんばかりか心臓病、脳梗塞、糖尿病、骨粗鬆症、関節リュウマチ、他の自己免疫疾患、アルツハイマー、白内障など様々な病気を予防し、回復することができる。この関係は喫煙と肺がんの関係以上に密接である」

動物性タンパク質とは、肉だけではなく、魚や卵、乳製品も含みます。魚の脂は良い脂ですが、酸化も早いので、腐るとニオイがきつくなります。酸化した脂を取り続けるのは大変危険です。


まとめ

炭水化物(糖)、脂肪、タンパク質です。炭水化物と脂肪には、過剰に撮った場合、貯蔵庫を持っている

三大栄養素は、不消化を起こすと腸内で腐ります。それぞれ腐り方の特徴がある

動物性タンパク質の過剰摂取はがんの最大の要因である


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