横隔膜の可動力が極めて重要

横隔膜の可動力が極めて重要

「スタンフォード式 疲れない体」を聴いて感じたことの10回目です。10回目は、IAP呼吸法とは横隔膜を意識することであり、その横隔膜を上げたり下げたりすることが鍵になります。

この記事の要約

横隔膜を上げたり下げたりすることがとても重要です。息を吸う時も吐く時も、お腹を硬く膨らませることに意識します。そうすれば、IAP呼吸法をマスターし怪我しずらい体、疲れない体をつくることが可能になります。


横隔膜を意識する呼吸

肺の下にある横隔膜を動かすためには、胸だけの浅い呼吸ではなく、深い呼吸をする必要があります。そのことにより肺の下にある横隔膜を上げたり下げたりできるのです。

横隔膜を下げて深い呼吸をすると、お腹に圧力がかかり、外側にも圧抑がかかり、姿勢が良くなり、中枢神経の信号も体の各部に届くようになって、疲れにくい体が出来上がっていくのです。

横隔膜を下げながら、息を一杯に吸い込んで、お腹を最高にに膨らませた状態を維持したまま、ちょうどタイヤの空気圧が最高の状態のように、息を吐くのが、腹圧がかかった腹圧呼吸となるのです。

横隔膜を下げて腹腔内に圧力を生じさせると、お腹は外側へと膨らみます。そうなると体幹周りの筋肉が、全体的に伸びるのです。これがお腹が大きく硬くなる仕組みです。

お腹の内側から圧力がかかると、それを押し返そうとして、お腹の外側からの筋力も働きます。

このダブルの力で、体の中心、体の体幹と脊柱がしっかりと安定し、姿勢が整うというわけです。

「スタンフォード式疲れない体」

体のバランスを整えるIAP呼吸法の練習

横隔膜を下げて、お腹を膨らませたまま息を吐き切る呼吸法の練習方法とは、どのようにするのでしょうか。まとめてみました。

お腹を膨らませたまま息を吐く感覚は座って練習した方がよいようです。

始める前に、全身リラックスして筋肉を緩めます。疲労を防止するためにも、一日最低一回は取り組むことが勧められています。

本やオーディオブックには図解された絵が載っています。言葉で説明するよりもその図解された絵を見て行うと早く理解できます。

それをブログに載せるのは、著作権法に抵触しますので是非ご購入して身につけてください。下記をクリックしますとオーディオブック社とアマゾンでご購入できます。

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所要時間はわずか1分程度です。この1分を習慣化すれば、腹圧呼吸の自動化ができます。


呼吸の仕方が浅いと疲れた人生になる

人は一日、無意識に約3万回呼吸をしていると言われています。

  • 1分間の平均呼吸回数:12から20回
  • 1分間に12回呼吸すれば、1日1万2千280回
  • 1日1440分(24時間✖️60分)
  • 1分間に20回呼吸、1日、2万8千800回

丸一日眠らずにいたとしても、命を落とすことはありません。人は食べ物がなくても水と塩さえあれば、2ヶ月も生きられると言う説もあるくらい頑丈にできています。

ところが、呼吸をしないと間違いなく5分で死んでしまいます。

ほんのちょっと目を離したすきに子供が溺れ死んでしまうのも呼吸ができなくなってしまったからです。

それだけ呼吸というものは、大変重要です。どんな食べ物が体にいいか人は良く考えます。どんな水がいいのかも注意深く調べます。最近では塩の選びにもうるさくなってきました。

ところが、呼吸の仕方については遅れているようです。腹圧呼吸法にシフトすれば、怪我しずらい体、疲れない体をつくる機会がここにあります。

呼吸の仕方は、息を吸う時も吐く時も、お腹を硬く膨らませることです。IAP呼吸法をマスターするには、お腹を膨らませる機会を増やしてみましょう。


まとめ

横隔膜を下げて深い呼吸をする

お腹を膨らませたまま息を吐く感覚は座って練習した方がよい

呼吸の仕方が浅いと疲れた人生になる

呼吸の仕方は、息を吸う時も吐く時も、お腹を硬く膨らませる


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