腸内細菌を活発にする食べ物

腸内細菌を活発にする食べ物

この記事の概要

腸内細菌を活発にする食べ物は、食物繊維です。現代社会では、腸内細菌を滅ぼしてしまう添加物であふれています。その代表が保存料です。保存量は食べ物を長期間保存しますが、腸内細菌にもダメージを与えてしまい、腸内フローラを弱める原因になっています。

参考文献:

腸をダメにする習慣、鍛える習慣 ~腸内細菌を育てて免疫力を上げる30の方法~ (ワニブックスPLUS新書)


1. 腸内細菌をダメにする食べ物

腸内細菌をダメにする食べ物で、現代社会はあふれています。

ダメにする食べ物とは、とのようなものでしょうか。それは、手軽に食べることができるスナック菓子、ファストフード、レトルト食品、コンビニ弁当などです。

フタを開けるだけ、チンするだけの食べ物を日常的に食べていては、腸内細菌をダメにしてしまいます。加工食品は手軽で、保存も長くできますが、食品添加物がたくさん練りこまれています。

新鮮で生きた食べ物は、命を絶たれた瞬間から、鮮度が落ち、腐っていくのが普通です。新鮮なほど酸化も早いと言われています。食べ物は採れたて、作りたてが美味しいのです。


2. 保存料の出現

自然の摂理に反する食べ物は、フタを開けたり電子レンジでチンしたりするだけで、いつでも美味しいと感じられるものです。

それを可能にしているのは、食品添加物の力です。食品添加物の代表格といえば、保存料です。保存料のソルビン酸を例に説明がされています。

ハムやソーセージ、かまぼこなどの食肉、魚肉の練り製品、パン、ケーキ、チーズ、ケチャップなど、広範囲の加工品に、ソルビン酸が添加されています。

これらのものは、1度は食べたことがありますね。食品の種類によってそれぞれですが、1キログラムあたり1〜3グラム当たりのソルビン酸の添加が認められています。

そのソルビン酸を食材に混ぜ込むと、腐敗の進行を止めることができます。

実験では、食品を腐敗させる菌を寒天に入れておくと沢山のコロニー(定着した生物集団)、細菌の塊ができます。

一方、細菌を寒天に入れてそこにソルビン酸を0.3のみ添加した培養液を加えておくとコロニーは全く見つかりませんでした。細菌が増殖できなかったというのです。

このことから、ソルビン酸の殺菌力とは、凄まじいものです。


3. 保存料の害

保存料を日常的にとっていると、腸内細菌に対しても上記のことが起こると藤田先生は考えています。

保存料が入っているものを毎日食べていると、腸内細菌の働きが悪くなり、数も増えなくなるのです。ソルビン酸は、細菌のコロニーを破壊するほどですから、保存料を毎日摂取していれば、腸内フローラも弱まるのも当然だと思います。

大便の量を見れば、腸内細菌の量が分かります。大便は食べかすの集まりだと思っていたら大間違いです。便1グラムあたりには、およそ1兆個もの腸内細菌がいると考えられています。

腸内にいる細菌も少ないと、大便が小さくなります。加工食品などで、簡単に食欲を満たすような食事をいつもしている人たちは、大便の量が少なくなっています。また便の大きさは、腸内フローラの大きさを表すのだそうです。

善玉菌の代表であるビフィズス菌が少なくなっていると小さい便になります。善玉菌が減ると、それと張り合って腸内に存在している悪玉菌が増えていきます。腸内フローラが異常をきたしていると便が貧弱で小さくなります。


4. 便の大きさで腸内細菌の元気さがわかる

あるテレビ番組で、20代の女性の大便を調べてみたところ通常は大便の10~15パーセントを占めるビフィズス菌が、0.01パーセント以下でした。

この女性はご飯を炊いたことがなく、お菓子ばかりを食べていたそうです。これでは、彼女の腸内フローラは、危機的状況に陥っています。

戦前の日本人は、1日一人当たり、約400グラムもの大便をしていたというのです。大き目のサツマイモ1本が、大体300グラムです。

ところが現代人の平均は、200グラムです。ちょっと細長いさつまいも1本分です。食事については、戦前より良いはずなのに大便の量は半減しているというのです。

しかも若い年齢層は、150グラム程度しかなく、便秘で悩んでいるOLさんたちは、約80グラムだったという調査結果もあります。腸内細菌がひどく減少している証拠です。

現代の食生活は、腸内細菌の餌となる食物繊維の摂取量が減り、添加物まみれの加工食品の摂取量が増えています。

特に若い世代は、コンビニエンスストアやファストフードが近所にあるため保存料たっぷりの食品を毎日食べているのでしょう。


まとめ

腸内細菌をダメにする食べ物で、現代社会はあふれてい

ソルビン酸を食材に混ぜ込むと、腐敗の進行を止めることができる

食品を長期間保存できるようになったが腸内細菌もダメージを受けるようになった

大便が小さいのは、腸内にいる細菌も少ないという証拠


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