「スタンフォード式 疲れない体」を聴いて感じたことの9回目です。9回目は、IAP呼吸法とは横隔膜を意識することだったのです。
この記事の要約
IAP呼吸法とは横隔膜を意識することだったのです。横隔膜は呼吸に関わりがある筋肉で、肋骨に囲まれています。横隔膜がIAP呼吸法のポイントで、疲労予防につながり、疲れない体をつくりあげる鍵になります。
参考文献:本
スタンフォード式 疲れない体 (日本語) 単行本(ソフトカバー)
IAP呼吸法で期待できること
IAP呼吸法(腹圧呼吸)を実践すると、次のような効果が期待できます。
- 腹圧が高まり体の中心である体幹と脊柱が安定する
- 体幹と脊柱が安定して正しい姿勢になる
- 中枢神経と体の連携がスムーズになる
- 体のパーツが本来あるべきところにある状態になる
- 無理な動きがなくなる
- 体のパフォーマンスレベルが上がり、疲れや怪我も防げる
腹圧を高めることを行うことで、上記のように好循環を生み出すことができるようになるようです。
体に覚え込ませるには、素振りのように何度も同じことを繰り返し行うことが必要になります。
IAP呼吸法も同じようにを繰り返し行えば、体の中心が安定した正しい姿勢を脳に覚えさせることができるようです。これは体に染み付くまで何度も行うことです。
IAP呼吸法でベストポジションに戻す
体が疲れてくるというのは、体のベストポジションがずれてくるということです。
このズレた状態を元に戻す方法が、IAP呼吸法です。IAP呼吸法を行えば、体は正しい姿勢のベストポジションに戻りやすくなるとのことです。
体のバランスと疲れる体というのは大いに関係があります。
体が歪んで姿勢が悪い状態のままでいると体に染み付いてしまいます。そうなると肩をかばって腰の筋肉を使うようになり、少しの動きにも余計に体の負荷がかかるようになります。
ちょうど車のギアがセカンドのままでトップに行かないような感じなのかもしれません。
これが常態化すると、車のギアがセカンドに入った状態のようにエネルギーを無駄に使い疲れやすい体が出来上がってしまうのです。
腹圧呼吸を自然にするのは大変難しい
IAP呼吸法を実践すると姿勢が整い体が正しく動いて疲れにくくなるのです。言うだけであればとても簡単です。この簡単なことがとても難しいのです。
一流のアスリートや音楽家は、自然と腹圧呼吸ができていると言われています。
ところが、一般の人々、忙し人々、ストレスが多い人々は、無意識に胸だけで浅い呼吸をすることが癖になっているらしいのです。自分自身の呼吸をよくチェックしてみる必要がありますね。
腹圧呼吸を自然に行うのは大変難しく、身についていない人はトレーニングが必要です。
このトレーニングがIAP呼吸法なのだそうです。腹圧を高める呼吸が腹圧呼吸であり、IAP呼吸なのです。
腹圧呼吸を意識して行なっていても、呼吸は無意識で行なっているためいつものやり方に戻ってしまいます。
今までの癖を変えるには意図的に変えなければなりません。浅い呼吸のまま胸呼吸を続けていれば、姿勢は歪んだ状態になり、体は疲れやすい体質を保ったままになります。
IAP呼吸法をマスターするためには、横隔膜を意識する必要があります。
横隔膜は呼吸に関する筋肉で、肋骨に囲まれています。この横隔膜こそが、IAP呼吸法のポイントで、疲労予防の鍵になります。
「スタンフォード式疲れない体」
まとめ
IAP呼吸法で腹圧が高まり体の中心である体幹と脊柱が安定する
IAP呼吸法を行えば、体は正しい姿勢のベストポジションに戻りやすくなる
腹圧呼吸を自然に行うのは大変難しく身についていない人はトレーニングが必要
IAP呼吸法をマスターするためには、横隔膜を意識する
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