この記事の要約
コレステロールを摂取して若返ることが期待できます。コレステロールは、善玉と悪玉があると言われますが、それには、善も悪もありません。活性酸素と結びつくとLDLコレステロールや、中性脂肪は、過酸化脂質に変性します。の過酸化脂質が血管を傷つけ脆くするのです。
参考文献
腸をダメにする習慣、鍛える習慣 ~腸内細菌を育てて免疫力を上げる30の方法~ (ワニブックスPLUS新書)
1. 細胞膜をつくるもの
肉を食べたほうが長生きできます。60兆個もの細胞から人間の体は、つくられています。それぞれの細胞が膜につつまれているので細胞が正常に働けるのです。細胞膜の内側に、ミトコンドリアもテロメアも存在しています。
人体の機能と秩序を保っているのは、細胞膜です。この細胞膜の原料が、コレステロールです。コレステロールは、善玉と悪玉があると言われますが、コレステロールに善も悪もありません。
善玉コレステロール:HDLコレステロール、体内に蓄積したコレステロールを排出し、動脈硬化を予防する
悪玉コレステロール:LDLコレステロールが正式名称、コレステロールを体内に供給する役割がある
2. 動脈硬化の原因
動脈硬化の原因は、コレステロールが増えすぎ、それが血管に溜まことと言われます。動脈硬化とは、コレステロールや中性脂肪などの脂質が動脈に溜まり、動脈を固くしたり、血管を狭めたりする症状です。この症状が進めが血管は脆くなり、詰まりやすくなります。それが、心筋梗塞や脳卒中の直接的な原因となります。
この原因がコレステロールにあるとされているので、心筋梗塞や、脳卒中を起こさせる悪玉とされています。そのため、コレステロールの摂り過ぎが問題視されるのです。
3. コレステロールを悪玉にする本物の悪
活性酸素と結びついたときに、LDLコレステロールが悪玉と化すのです。活性酸素と結びつくとLDLコレステロールや、中性脂肪は、過酸化脂質に変性します。本当の悪玉は、この過酸化脂質であり、血管を傷つけ脆(もろ)くするのです。コレステロールは、悪者ではないのです。
この過程を見過ごして、心筋梗塞や脳卒中になるのが、肉を食べるとであるとに原因がある述べる人たちの主張です。
丈夫な細胞膜を維持しているのは、LDLコレステロールです。これがなければ、体を痛めつけてしまいます。
4. コレステロール値の見直し
最近の報告では、コレステロール値が高いほど、死亡率が低いと言うのが常識になりつつあります。海外の報告では、コレステロールを下げる藥を服用しても心臓病予防効果は見られないとされています。
日本脂質栄養学会も、「コレステロール値は、高い方が長生きする」との指針をまとめています。
2007年まで、日本では総コレステロール値が220mg/dl以上の人は、治療の対象とされていた。
調査結果:220/dlを超えても、死亡率に影響はない
男性の場合:280未満までは、コレステロール値が高くなるほど、死亡率は下がっていた
現在は総コレステロール値の上限は220の数値は、適正ではない
総コレステロール値そのものが、診断基準から外されている
5. 肉を食べると長生きする
現実に、世の中では、90歳を過ぎて元気な人は、肉や卵をよく食べます。
食べ方もいいのだと思います。肉を食べるときは、活性酸素を消すためのフィトケミカルである野菜をたくさん摂っているのです。
肉は、腸内で腐敗し、有害物質を発生させるから良くないと言う人が今も多くいます。肉を食べすぎると、腸内バランスが崩れて大腸菌が増えるのは事実です。腸内フローラの勢力を乱し、大腸菌を増やしてしまうと、免疫力も低下します。
肉を食べるときに大事なのは、腸内バランスを崩さないほどに食べることです。週三回程度なら問題ないとのことです。食べるときには、色とりどりの野菜や、海藻類、きのこ類を一緒に食べれば、活性酸素を増やす心配もなくなります。
男性ホルモンの原料にコレステロールは使われます。男性もコレステロール値が減ると更年期障害になるとのことです。コレステロールは大事です。50才を過ぎた男性は、肉や卵を適度に食べ、男性力を高めておくことが大事なのだそうです。
確かに長生きする人たちは、肉や卵をよく食べていました。
まとめ
60兆個もの細胞から人間の体はつくられていて細胞が膜につつまれているので細胞が正常に働ける
細胞膜をつくっているのはコレステロール
コレステロールが悪玉と化すのは活性酸素と結びつき過酸化脂質に変性するため
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