この記事の要約
ダイエットするには褐色脂肪細胞を活性化させるとうまくいきます。褐色脂肪細胞は、脂肪を燃焼させる働きがあります。痩せにくい体質の人は、脂肪燃焼効率が悪い白色脂肪細胞(脂肪を蓄える)の働きが強く、褐色脂肪細胞の働きが弱くなっている人なのです。
1. 太る細胞がある
ダイエットで最も大切なのは食べ方です。消費効率の悪い体をもつ人は自ずと太ります。ダイエットで一旦、痩せ、また太りだすのは、太る細胞を持っているからです。
ダイエットを成功出来ない人は、エネルギー効率の悪い体を持っているのです、痩せにくい体を持っていることを認めなければなりません。
2. 二種類の脂肪細胞
脂肪細胞には二種類あります。
白色脂肪細胞
白色脂肪細胞は、脂肪を溜め込み、肥満の原因になる細胞です。脂肪を蓄えると数倍にも膨らみ、蓄えきれないほどの脂肪が入って来ると細胞分裂して数を増やして行くのです。
褐色脂肪細胞
脂肪を燃焼させる細胞です。運動をしなくても脂肪を燃やし体重を落とす作用を持っています。
痩せにくい体質の人は、脂肪燃焼効率が悪い白色脂肪細胞の働きが強く、褐色脂肪細胞の働きが弱くなっている人なのです。
肥満を解消するために、褐色細胞の働きを活性化する研究が注目されています。
褐色脂肪細胞は、脂肪をエネルギー源にして熱を発散させるので脂肪を燃やす働きがあるのです。
3. 食べ方でやせる
「美味しい」「いい香り」「食感がいい」などの感覚刺激が、褐色細胞を活性化し、脂肪を燃焼する効果があるらしいのです。嗅覚、味覚などが刺激されると交感神経が刺激されます。
交感神経は、体内環境を整える自律神経のひとつです。自律神経には、活動の神経と休息の神経があります。両方の神経は拮抗してバランスを取っています。
交感神経が刺激されるとノルアドレナリンなどのホルモンが分泌されます。ノルアドレナリンは、交感神経の伝達物質です。このホルモンにより、交感神経が活動的になります。それによって、褐色脂肪細胞が活動的に働くようになります。食事をしながら、脂肪の燃焼率が高まっていくのです。
ダイエットで最も大事なのは、食べ方です。美味しいと感じながら食べる事で、交感神経が刺激されます。
交感神経が刺激されると、褐色細胞が活動的になります、脂肪の燃焼が進むようになります。
4. 脂肪が燃える3の要件
美味しいと感じて食べる
大好きな人と食べる
笑顔で食べる
これらが、カロリーを燃焼させる働きがあるのです。
体の細胞は感じているものです。マズイと思いながら、嫌いな人と食事をし、苦笑いをして食べていたら褐色細胞の活力を失うというのです。人は思いによって、自分自身の細胞ひとつひとつまでに影響を受けてしまいます。
嫌な思いで食事をした結果、エネルギーを蓄えようとして、白色脂肪細胞に活力を与えてしまうことになります。
5. ランチョンミーティングは太るもと
ストレスを抱え仕事をしながら食べる、付き合いで食事に行ったり飲みに行く、ランチョンミーティングすることは、太る食べ方なのです。
仕事場で、食事を共にした会議は聞こえが良いようですが、そこには苦手な上司や同僚が同席していることがあります。美味しいとも楽しいとも思えなくなり、結局太る食べ方になってしまいます。
このような食べ方をしていると、摂取カロリーに気をつけていても無駄になります。
6. 嫌な人と一緒の腸内環境は
不安やストレスを抱えて食事をしていると、腸内細菌が弱りだし免疫力まで衰えてしまいます。
バクテロイデス菌、クロストリジウム菌と呼ばれる菌が増えてしまいます。腸内での病原性が高まります。これらの菌が正常に働く環境は、食物繊維が豊富な腸内です。
※最近の研究では、クロストリジウム菌が出した酪酸が、腸壁を通って、その内側にいる免疫細胞に受け取られると、Tレグへと変身します。
このTレグの働きで、全身の各所で過剰に活性化し暴走している免疫細胞がなだめられ、アレルギーや自己免疫疾患が抑えられていることがわかってきました。
高食物繊維、低カロリーの食事をするとバクテロイデス門の細菌が優勢になります。バクテロイデス門の細菌が優勢になると善玉菌が優勢になり、抗酸化力が高まって頭皮の健康を維持してくれるようになります。
まとめ
消費効率の悪い体をもつ人は自ずと太る
白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の二種類がある
食べ方で痩せたり太ったりする
大好きな人と食事をすると痩せられる
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