この記事の要約
フィトケミカルは色素、香り、辛味、苦味にありますので、苦みなどがより強いものを好んで野菜を食べるようにすればフィトケミカルを豊富に摂取できます。フィトケミカルを含む植物性食品を積極的に摂り続けると、身体中の不要な活性酸素は少なくなっていきます。
フィトケミカルとはどのような物質
フィトケミカルとはどのような物質でしょうか。一つは色素です。人参やブドウなど色が付いた野菜や果物に含まれるれています。
もう一つは、灰汁(アク)です。それは、灰汁の成分であるポリフェノールです。
フィトケミカルが多く含まれるもの
葉や花、茎、樹皮など緑黄色野菜や海藻類などに含まれている色素成分のカロチノイド、
ネギ類、ニンニクなどの香り成分、
大根、からし菜などの辛味成分である硫黄化合物、
ハーブ類や柑橘類の香りや苦味成分のテルペン類、
きのこ類や微生物に含まれているβ-グルカン、
以上はフィトケミカルを大別した総称です。フィトケミカルの種類は確認されているだけで約千種以上あると言われています。
これらのフィトケミカルを含む植物性食品を積極的に摂り続けると、身体中の不要な活性酸素は少なくなっていきます。免疫のために必要な活性酸素もあります。
テロメアが短縮しないために、フィトケミカルの多い野菜を毎食摂ることを意識すると良いと思います。このような食生活をしている人々は、年老いてからでも体はとても元気で、肌のツヤも、髪のツヤも同世代の方々よりは若くみられているそうです。
フィトケミカルの豊富な植物製食品
食事は一日3回毎日のことですし、フィトケミカルの名称と含有する野菜を覚えて、食事を選ぶのは大変です。
フィトケミカルの豊富な植物製食品の見分け方:
色が濃く、香り、辛味、苦味の強い野菜、海藻類、きのこ類
植物がフィトケミカルを持つのは、活性酸素に自らが傷つけられるのを防ぐことに加え、外敵から自分を守るためです。
植物は動けませんから、虫や動物から逃げることができません。植物が持つ刺激的な辛味や苦味は外敵から身を守る防衛機能です。他の見方をすれば、植物は動かないのです。人はその世話おする役割があります。ひょっとしたら植物の方が上に来ているのかもしれません。
紫外線から身を守るために鮮やかな色がついています。色素、香り、辛味、苦味のより強いものを好んで野菜を食べるようにすればフィトケミカルを豊富に摂取できます。
フィトケミカルの含有量は、同じ野菜であっても栽培方法によって異なってきます。ハウス栽培の野菜よりも、太陽の光をたくさん浴びた露地栽培の野菜は、フィトケミカルの含有量が豊富です。
農薬除去方法
浸ける、茹でこぼす、灰汁を取るで農薬を除去
フィトケミカルの第一の作用は抗酸化作用ですが、種類によってそれぞれ違った健康効果も持っています。
様々なフィトケミカルを毎食摂ると、健康増進を多角的に進められます。お勧めは彩りよく野菜や果物を揃えること
フィトケミカルは野菜の色素成分ですから、同型の色の野菜には、同じようなフィトケミカルが含まれます。
よって異なる色の野菜を食べるようにすると、フィトケミカルの種類を豊富に摂取することができます。
栄養学的に一日30品目以上食べましょう、を日常生活で実践するには、なかなか大変です。
しかし1日7色の野菜や果物を食べましょうならば、さほど難しくないでしょう。
朝は赤い野菜のトマトと、緑の野菜のブロッコリーのサラダを食べたならば、お昼は、ナスとキャベツの炒め物に人参とパセリのスープ、おやつにバナナ、夜はきんぴらごぼうと玉ねぎの味噌汁というオーソドックスな献立でも7色の野菜をたっぷり食べることができます。
フィトケミカルは皮や茎の部分に豊富に含まれますから、野菜はできるだけ丸ごと使うことをお勧めします。
残留農薬が心配なこともあるでしょう。その場合はたわしなどでしっかり水洗いしてから調理しましょう。
食品添加物、農薬を落とす方法
水にさらす、冷水に放つ、酢水につける、茹でこぼす、灰汁を取るなどの下ごしらえをきちんとすると食材から有害物質を取ることができます。
下ごしらえをした7色の野菜で、元気になる。
まとめ
フィトケミカルとは、一つは色素、人参やブドウなど色が付いた野菜や果物に含まれる、もう一つは、灰汁(アク)それは、灰汁の成分であるポリフェノール
フィトケミカルの豊富な植物製食品の見分け方:色が濃く、香り、辛味、苦味の強い野菜、海藻類、きのこ類