この記事の要約
活性酸素を消す植物のフィトケミカルには活性酸素を無害にする働きがあります。その物質は、ネギ、ニラ、ニンニク、生姜を始めとする植物が持つ独特な色素、香り、辛味、苦みの成分です。植物は、自分を守るためフィトケミカルと呼ばれる抗酸化物質を大量に保つようになったのです。
活性酸素を除去する方法
現代の文明社会の生活では、体内に活性酸素を発生させてしまいますが、その活性酸素を除去する方法を知れば、不老長寿を実現させる環境になることが可能です。
食材が豊かなのが、現代社会です。人間の消化機能を超えること、すなわち消化酵素の無駄遣いをするほどの飽食の人生を選ぶこともできれば、食品添加物が大量に含まれた安価な食品で食事を選ぶこともできます。
食材が豊富にあるということは、体が必要とするテロメアに優しいものを選んで、食卓を彩ることもできます。活性酸素は食材によって発生すれば、食材によって消すことも可能です。
食事は寿命の回数券の使い方を決める最も重要な要素です。何故ならば、生きることにとって一番エネルギーを消費するのは消化だからです。活性酸素を発生させる食事とは、食品添加物を多く含む食品を摂ることです。
消化に時間がかかるたんぱく質を先に摂ることも、消化酵素の浪費につながり、テロメア短縮の要因です。
また食べ過ぎは体が最も辛い状態です。消化に多くのエネルギーを浪費し、体は悲鳴をあげ、活性酸素を出させます。
今日くらい食べ過ぎても良いだろうという油断が、1日でテロメアを短縮させてしまうことになることを肝に命じておかなければなりません。
テロメアの短縮を緩やかにする食事
テロメアの短縮を緩やかにする食事とは、どんなものがあるのでしょうか。
人は、50歳を過ぎたら、糖質の摂取をできるだけ減らすことに心がけなければなりません。50歳の人間の体は、解糖エンジンからミトコンドリアエンジンに切り替わる年齢だからです。
糖質制限食は(炭水化物を中心とした主食のご飯、パスタ類、甘いお菓子など)、体内から発生する活性酸素の量を減らすことができます。
活性酸素の働きを抑える抗酸化力のある天然の食品を積極的に食べることです。抗酸化力があるからといって、サプリメントで日常的に摂取するのは、危険です。
抗酸化力のある食品とは、全て植物性の食品です。植物は炭酸ガスを吸収して、酸素を輩出しています。そのため、葉物野菜を多く摂る人々はとても長生きです。
ご存知のように、酸素は活性酸素に変化しやすいのです。それは、植物にとっても危険な物質です。そこで植物は、自分自身の身を守るため、フィトケミカルと呼ばれる抗酸化物質を大量に保つようになったのです。
フィトとはギリシャ語で植物、ケミカルは化学物質の意味です。
フィトケミカルには活性酸素を無害にする働きがあります。それがどんな物質かと言えば、ネギ、ニラ、ニンニク、生姜を始めとする植物が持つ独特な色素、香り、辛味、苦みの成分です。
このような植物性成分は、強力な抗酸化力を含んでいます。フィトケミカルを含んだ野菜を毎日の食卓に並べることで、活性酸素の害は大幅に消し去ることができるのようになります。
まとめ
不老長寿を実現させる環境になることが可能
50歳を過ぎたら、糖質の摂取をできるだけ減らす
活性酸素の働きを抑える抗酸化力のある天然の食品を積極的に食べること
Amazonの紹介欄(商品リンク)
野菜&くだものパワー! ファイトケミカルできれいにやせるレシピ
50歳から若返るための1分間「腸」健康法 – 老化を防ぐ決め手は“腸活”です! – (ワニブックスPLUS新書)
[図解]体の中からよみがえる! 病気にならない! 「腸」健康法