「スタンフォード式 疲れない体」を聴いて感じたことの12回目です。12回目は、人体構造的に正しい姿勢の条件と、それによって疲れない体づくりができることについてです。
この記事の要約
背が高く見える方が疲れない体になっているのです。筋肉トレーニングは、筋肉を収縮させます。収縮させた筋肉で背を高く見せるのは、大変難しいのです。IAP呼吸法を行うと、内向きと外向きに力が働き収縮した状態にはなりません。
参考文献:本
正しい姿勢の人の方が疲れない
腹圧を意識しながら呼吸するのは難しいですが人体構造的に正しい姿勢の条件とは、次の通りです。
- 1. 猫背ではないこと
- 2. 腰が反っていないこと
- 3. 筋肉が収縮していないこと
この特徴が維持されている人は、背が高くみえます。最大限に背を高くするイメージを持つことにより疲れない体ができあがるようです。
背を高く見せる状態を保ち、IAP呼吸法をすることで体の中心を安定確立させれば最も良い状態と言えるようです。
体が縮むトレーニング
筋肉トレーニングや体幹トレーニングだけでは、体の中心を確立させて、体の各部位を最高の状態にさせることはできません。
体幹トレーニングをはじめとする多くの筋肉トレーニングは、筋肉を収縮させます。収縮させた筋肉で背を高く見せるのは、大変難しいのです。
筋力による内向きだけの力が働くため、お腹は縮みます。筋力トレーニングをした時のお腹は、外側だけが固くて、中空っぽの状態です。
IAP呼吸法を行うと、内向きと外向きに力が働きます。中身が空っぽという状態にはなりません。
IAP呼吸法は、横隔膜を下げることでお腹が上から圧縮される形で、圧縮され、腹腔内圧が発生します。それでお腹が膨らむのです。
外向きの力と、内向きの力が働気合うことで、体の中心を双方向的にしっかり固めることができるのです。
IAP呼吸法で高まったお腹は、外側がしっかり固まり、内側もしっかりと詰まった状態にあります。IAP呼吸法は、内側からも外側からも鍛えられます。
力士のお腹は単なる肥満だと思っていましたが、強い力士にお腹周りが大きいアンコ型が多いのも無意識に腹圧呼吸をしていたという説明がありました。これを聞いて、なるほどど思いました。
深く息を吸って腰痛になった
腰痛を抱える選手は皆、筋肉を内側に収縮させて息を吸い、お腹を引っ込める練習をしていました。お腹を引っ込める呼吸は、腹圧呼吸法(IAP)とは逆の働きをします。
動かないままでいればいいのですが、お腹を引っ込めながら運動をすると、腹圧が十分高まらないそうです。運動しているときは、体の中心は、安定しません。
このままトレーニングを続けると、腰で体を安定するようにするので、脊柱は不安定になり、無理な負荷が腰にかかる結果、慢性的な腰痛を引き起こす、というわけです。
「スタンフォード式疲れない体」
まとめ
正しい姿勢の人の方が疲れない
筋肉トレーニングだけでは、筋肉を収縮させる
IAP呼吸法で内側からも鍛える
お腹を引っ込めながら運動をすると、腹圧が十分高まらない
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