この記事の概要
若返るには基礎代謝力をアップさせるのが重要です。肌の張りとつやがなくなってきた、疲れが取れない、怪我が治らない、髪が細くなってきたり、抜けてきた場合は、身体の基礎代謝量が低下している状態です。若返るための方法の鍵はたんぱく質にあります。
1. 基礎代謝力をアップさせる
若返りには、基礎代謝力をアップさせる必要があります。 おなかの出っ張りや、肌の張りとつやがなくなってきた、疲れが取れない、怪我が治らない、髪が細くなってきたり、抜けてきた場合は、身体の基礎代謝量が低下している状態です。
太りやすくなっているだけではなく、確実に体内の老化が進んでいます。基礎代謝力を高める事ができれば、身体は働きだし、消費カロリーは増えます。
さらに燃える身体になり、無駄な脂肪が落ちるようになっていきます。 安静時の身体の中で、最も基礎代謝量が多いところは、肝臓と筋肉です。肝臓が組織の更新のために必要なたんぱく質は、一日23グラムと言われています。
基礎代謝アップには、良質なたんぱく質を十分に摂る必要があります。
2. 成長ホルモンの分泌を高める
肝臓と筋肉の基礎代謝率を高める為のもう一つの方法は、成長ホルモンの分泌を高めることで、代謝を促進することができます。
成長ホルモンとは、脳下垂体から分泌されるホルモンです。
大人の場合、組織の再生、細胞の修復などに使われます。成長が盛んな青年期に最も多く分泌され、歳とともにその分泌は減っていきます。
60歳では、若年期に比べて80パーセント近くも低下してしまいます。
成長ホルモンは、たんぱく質です。
体内でしっかり生産、分泌されれば、成長ホルモンを増やすことができます。成長ホルモンが分泌されるのは、深い眠りに入ってからです。
このタイミングに合わせて、就寝前にアミノ酸を適切な組み合わせで摂取することで、10歳から20歳は若返ることが可能なようです。
3. 成長ホルモンの要素
成長ホルモンは、様々な要素が絡み合っています。その中のアミノ酸として、オルチニン、アルギニン、チロシン等があげられます。
オルチニンは、成長ホルモンの生産を強力に刺激するアミノ酸です。 アルギニンは脳下垂体を構成するアミノ酸です。
アルギニンとリジンを一緒に摂ると、成長ホルモンの分泌量を増やします。チロシンは、すべての代謝に必要なアミノ酸です。 すべての細胞の成長及び、新陳代謝をコントロールする甲状腺ホルモンの前駆物質です。
オルチニンとアルギニンは、成長ホルモンの分泌を促し、若返りに貢献してくれる代表的なアミノ酸です。これにカルニチンを加えれば脂肪燃焼が加速し、シェイプアップ効果が高まります。
オルチニンを多く含む食品:しじみ、チーズ、魚類、えのきだけなど、
アルギニンを多く含む食べ物:肉類、ナッツ類、大豆、玄米、レーズン、エビ、牛乳など、
チロシンを多く含む食べ物:タケノコ、かつお節、たらこ、しらす干しなど、
4. 良質なたんぱく質を摂らなければならない
要するに、アミノ酸を摂り入れるには、良質なたんぱく質を摂らなければならないということです。 その中でも、卵はプロテインスコア100の優れものです。卵の白みは、生だと危険ですので、茹でたほうがいいと言われています。
納豆のプロテインスコアは、51と意外と低いようです。それは、メチオニンというアミノ酸が不足しているからです。メチオニンが多い鰹節を組み合わせると、不足分を補い、スコアは一気に90近いところまで上がります。たんぱく質は、夜に多く食べたほうが効果的です。
人間の成長ホルモンは、睡眠中に分泌されます。傷んだ組織を修復するために、たんぱく質は使われます。 植物性、肉、魚をそれぞれの食品を合わせて食べることが、理想のアミノ酸と脂肪酸バランスを生み出します。
5. 活性酸素対策
若返りには、活性酸素対策も必要です。活性酸素は、重要なたんぱく質作りの設計図であるDNAを傷つけ、たんぱく質そのものも酸化させ、変性させ、細胞膜や体内の脂質を攻撃して、あらゆる病気や老化の原因を作り出してしまいます。
これでは、良質なたんぱく質を摂っても効果が現れません。 活性酸素は、血液の老化ばかりではなく、生命を根底から揺さぶる人間にとって悪い集団です。
(参考文献:アミノ酸で10歳若返る ナターシャ・スタルヒンさん)
食べ物から摂る栄養素は、これらの悪い集団を退治してくれます。抗酸化栄養素として、βカロチン、ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10などがあげられます。
6. アミノ酸よりプロティン
余分な脂肪を摂らずに、アミノ酸を確保するには、良質なプロティン製品がお勧めです。卵由来のプロティンである「アミノリアル」(プロテインスコア100 卵白のプロテイン)をスタルヒンさんは、最も理想的なプロティンだと著書で語られています。
アミノ酸が、理想的なバランスで含まれており、消化酵素の役割をする食品も含まれているからです。
自分の消化能力が落ちている時でも、フリーフォームを摂るのと同じようにアミノ酸がバラバラになって吸収されます。
プロティンではなくとも必須、非必須アミノ酸とも20種類すべてのフリーフォームアミノ酸が全種類、卵を基準にしたバランスで含まれている製品があれば理想的です。
しかしながら日本では、理想的なものは出回っていません。ほとんどがアミノ酸を6種類とか8種類加えたものです。プロティンスコアー100の製品で体内にスムーズにアミノ酸にまで分解することを考えられている製品を選ぶのが良いようです。
※フリーフォームアミノ酸とは、遊離アミノ酸です。たんぱく質は、アミノ酸がネックレス上に繋がっているものです。
たんぱく質が、消化の段階でバラバラになって、アミノ酸になり体内に吸収されます。
(参考文献:アミノ酸で10歳若返る ナターシャ・スタルヒンさん)
7. 動物性たんぱく質
本来人間が持つ生命力を高めてくれたのは、動物性食品です。 日本の伝統食に、うまく動物性たんぱく質をとりいれられるようになったため、血管は強くなり、筋肉や骨は丈夫になりました。
免疫力も向上しています。細胞膜が理想的な状態に保たれたり、身体のホメオタシス(生体の恒常性)がうまく調整できるようになったのは、動物性脂肪のおかげです。
植物性食品は、最適なアミノ酸バランス(体内で有効利用できるアミノ酸の比率)を持っていないので、植物性食品だけを食べていても、体内の働きを維持することはできません。その不足を補うために、動物性たんぱく質が必要になります。
世界で2千万部も売れたベストセラー「フィットフォーライフ」ですが、その著者であるハーヴィー・ダイアモンド氏は、自然療法を推進する「ナチュラル・ハイジーン」というグループの指導的立場の人です。 グループの趣旨は、「健康の根本は食事内容の善し悪しにつきる」というものです。
ほとんどが、植物性食物の90%を生で食べるという生活を指導しています。豆、いも、海藻などの一部のものだけは、火を通した調理が認められ、動物性食物は、一切認められていませんでした。
鶴見隆史先生のお知り合いである栄養学の博士が、本の出版から20年後、ダイアモンド氏に会ったところ、顔色が悪く、痩せこけていました。
その博士は、次のように助言しました。「食事の制限もいいが、今の君には、質の高いタンパク質の摂取と、酵素サプリメントの摂取の必要性がある。せめて魚くらい食べたってグループの不名誉にはならないだろう」と。消化吸収をよくし、質の高い筋肉をつけなければ、病気になってしまいます。
その助言を受け入れ、彼の体調は日を追うごとに良くなっていったようです。
(「長生きの決め手は酵素にあった」鶴見隆史医師著P142参照)
このような結果が出ていますので、スタルヒンさんが動物性たんぱく質の摂取を勧める点がよく理解できます。
8. 日々の生活改善のためのポイント
- たんぱく質は、摂取必要量の確保とアミノ酸バランスを考えて食べる。
- 卵は、一日二個食べる。
- 豆腐や納豆などの大豆たんぱく質は、動物性たんぱく源(鰹節など)と一緒に摂る。
- たんぱく質は、夕食時にしっかり摂る。
- 酵素が効率的に働くために、ビタミン・ミネラルを補給する。
- 朝は新鮮な、果物やジュースを摂る。
- 野菜はなるべく生で食べる。
- 良く噛んで食べる。
まとめ
若返りには基礎代謝力をアップ
若返りには、活性酸素対策
動物性たんぱく質を摂る
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