野生的に生きると免疫力が上がる

野生的に生きると免疫力が上がる

この記事の要約

野生的に生きると免疫力が上がるのです。現代日本人は、菌が一つも生きていいない手軽で安価な食品を頬張る姿は、安全な柵の中に生息する家畜のようです。野生性を取り戻し土壌菌を取り入れていけば腸内細菌を増やし免疫力を上げることができるようになります。

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1. 腸内細菌を大切にする生き方

最近になって、何が体に良くて何が悪いかの考え方が変わってきました。情報の多さが混乱を招いています。体にいいと思っていたサプリメントが摂り続けることにより体にとって害になることにも気づきました。最終的にたどり着いたこととして、根本的に重要なのは、藤田先生が提唱する「腸内細菌を大切にする生き方」だと言うことです。

生き方イコール「食べ方であり食べ物」です。人は口からものを取り入れ腸で消化吸収し、大腸で便を作って排泄することで、生命を維持しています。この無意識で行っている食事、吸収、排泄が順調に行われるためには、腸内細菌の働きなしではできないのです。


2. 古代人の身体

1万年前、腸内細菌を元気にする食べ物や食べ方とは、私たちの祖先が食べていたものです。免疫機能など私たちの体の仕組みは、1万年前から何も変わっていません。

1万年前の生活が想像できるでしょうか。高度な文明があって、栄えて、滅んで、また一から原始人としてやり直したのかもしれません。そんな原始的な人々の1万年前といえば、裸同然の姿と裸足で駆け回り、狩猟して命を繋いでいた頃と思えます。

歴史的に見てみると、肉や魚介を取り、木ノ実や草や、草の根っこを集めていた時代です。日本ではまだ農耕が始まっていなかったようです。そのため、炭水化物の摂取量はまだ少なかったに違いありません。

狩猟民族として肉や魚介を大事な栄養源としていたことが考えられます。人の知識で作った食品添加物にまみれの無菌の食べ物は存在していませんでした。代わりに、土壌菌がいっぱいついた食べ物をせっせと口に入れていたはずです。

太古から変わらない人体機能を持つ体にとって、何が体に良くて、何が悪いのかが見えてきます。文明社会に慣らされた日本人が、野生性に目覚めさせる原始的な生活に戻るのは、難しいことでしょう。


3. 食事から変えてみる

難しい中でも、食事ならばすぐにでも変えられるというのです。腸内細菌を元気にする食事こそが明日の人生をつくり上げていくようです。それは、肉体と精神にも影響します。

現代日本の食事は人工的になり過ぎて来たようです。野生性を目覚めさせるものが少なくなって来ました。

そのため、柵の中に安全に飼育されている家畜のようになってしまいました。自分を家畜化させる食事ばかりしているようだと言われています。糖質や脂の摂り過ぎが懸念されています。電子レンジで「チン」をするだけの料理は便利ですが、タンパク質の構成を変化させているとも言われています。

お湯を注ぐだけ、封を切るだけの食べ物が普通に美味しいと言われている時代です。

さらに合理的に考えている人々の中には、野菜を食べるのは面倒なのでサプリメントで代用しています。健康食品をビジネスにしている人々は、サプリメントだけで健康になれると錯覚している人も見かけられます。

菌が一つも生きていいない手軽で安価な食品を頬張る姿は、「まるで家畜のようだ」と描写されています。


4. 人間としての食のあり方

食はわたしたちが人間らしく生きるためにあります。

腸内細菌を喜ばせる食事:人間の野生性を目覚めさせる

腸内細菌にダメージを与える食事:人間を家畜に陥れる

日本人が野生性を忘れ、抗菌が当たり前になり、綺麗すぎる環境に変化した頃から、人の体におかしなことが多々起こってきています。病名はわかっても治らない病気が増えてきているというのです。

代表的な病気が、アレルギーや自己免疫疾患などの免疫の誤作動により起こる病気です。

人間の体の7割もの免疫を司る腸は、野生のような暮らしの中でなければ、自分の仕事を思うようにできないのです。脳は野生性を忘れて文明社会で、安住できる家畜化した便利な生活楽しもうとしています。

とうとう腸と脳の間で、免疫機能は混乱が起きてしまいました。自分自身の体を攻撃するようになったのです。


まとめ

根本的に重要なのは、藤田先生が提唱する「腸内細菌を大切にする生き方」

古代人は、土壌菌がいっぱいついた食べ物をせっせと口に入れていたので腸内細菌が豊かだった

腸内細菌を元気にする食事こそが明日の人生をつくり上げていく

衛生的すぎる環境ゆえにアレルギーや自己免疫疾患などの免疫の誤作動により起こる病気が増えた


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