この記事の概要
加工品の栄養素が抜けていく理由の一つに、精製された油を使用していることが挙げられます。食品に含まれている油に溶け込みやすいビタミンやミネラルが、食品から出て行ってしまいます。ミネラルが抜け落ちた食品は抜け殻状態になります。
1. 精製された油で揚げると
加工品製造には、純水と同様に純度の高い油が使われています。
食品に使われる油は、ゴマ、菜種、ヤシ、トウモロコシを搾ってつくられます。これらの油になる原料には、ミネラルが豊富に含まれています。
ミネラルが大量に残っていると、変色が早くなります。そのため、油を何度も変えなければなりません。
変色しないようにするには、不純物を取り除かなければなりません。そうやって精製された油を使用するようになるのです。精製された油とは、不純物であるミネラルを取り除いた状態です。
精製された油で加工すると、純水で加工したと同じように食品に含まれている油に溶け込みやすいビタミンやミネラルが食品から出て行ってしまいます。
油で揚げられた食材は、ミネラルが揚げた油に溶けだして、これもまた抜け殻の状態になります。
2. リン酸化合物の添加
加工食品に多く使用される添加物にリン酸塩というものがあります。
使用されている加工品には、かまぼこなどの練り物、ハム、ソーセージ、ウィンナー、噛んず目、カップ麺など広範囲で使用されいます。
リン酸塩には、メタリン酸塩、ポリリン酸塩、ピロリン酸塩など様々な種類があります。 加工品の内容を示すパッケージには、PH調整剤と記載されていることがありますが、これもリン酸塩化合物であることが分かります。
リン酸塩化合物を添加する理由は、食品を酸性にしておくためです。酸性にしておくと、雑菌の繁殖が抑えられるからです。
この添加物は、食品の日持ちをよくするために、広範囲で使用されています。
リン酸化合物を摂取することで問題になるのは、カルシュウム、マグネシュウム、鉄、亜鉛などの大切なミネラルの吸収を阻んでしまうからです。
3. 生野菜の消毒
清潔すぎる環境に育つ人たちは、多種類の腸内細菌が不足し、大したことのない土壌菌を口に入れただけで下痢をしてしまいます。
そのため、衛生管理の指導が厳しく、生野菜は、次亜塩素酸ナトリウムで洗うようになります。
高温処理したり、次亜塩素酸ナトリウムで消毒したりで、食品が持つ本来の栄養は失われています。
野菜についている土壌菌は、免疫力をつけるためにはとても大切な細菌です。きれいすぎる環境に育つ人々は、土壌菌でさえも受け付けられなくなっています。
免疫力はさらに衰え、薬に頼る生活をするようになります。
まとめ
ミネラルが残った油は濁りやすいので精製して使用する
精製された油は純度が高くこれを使用するとミネラルが食品から逃げ出してい行く
リン酸塩化合物を添加する理由は、腐らないように食品を酸性にしておくため
コンビニなどの生野菜は、次亜塩素酸ナトリウムで洗われている