この記事の要約
便利になったのに疲れるのはなぜだろうと思いうのですが、スピード化された社会に適応できず不安や恐れを抱えながらの通勤で毎日過ごさなければならなくなったことも要因に挙げられます。
1. 便利になったのに疲れるのはなぜだろう
日本は、21世紀になってとても豊かになりました。
昔と比べて、高性能な電化製品が安く手に入れることができるようになりました。生活水準が上がり、便利になったことは疑いのないことです。
食材も豊富になりました。食べ物もおいしいものが安く手に入れられるようになり、飽食の時代とも言われるくらいです。
その一方で、日本は、残飯の量が世界一多いのです。そこに住む私たちは、本当に幸せなのでしょうか。若者の自殺数も世界一という誇れない数字です。
半端ないストレス社会
物が豊富になりましたが、疲れ、不安、イライラを感じながら生きています。満員電車の中のストレスは半端ないのです。戦闘機乗りのストレス数よりも高いという報告があるくらいです。
ほとんどが自動改札システムです。改札口を通過するとき、ものすごい電磁波を浴びるのです。通勤・通学者は、職場や学校にたどり着くまでに疲弊しています。
無駄や効率化を選んだ結果、引き換えに大きなストレスをもたらせてしまったのでしょう。
のどかで、のんびりと暮らしていた時代は、遠い昔になったのです。
新しい仕事環境
慣れ親しんだ仕事や住環境から離れて、新たな職に就いたり、別な住まいで生活するのは、大変辛いものです。仕事や環境に慣れるにも時間を要します。
新しい環境に適応するのは、一日にできるものではありません。時間に対する捉え方が一新しました。交通や通信手段が発達したおかげで、1980年代には一週間かかった仕事が、2018年の現代はなら1日でできるようになりました。
鹿児島や長崎への出張は、少なくとも一泊は要しましたが、今なら日帰りが当たり前の時代です。
遠方の友達と話すときは、電話の時代ではなくなりました。インターネットが主流です。スカイプ、ライン、フェイスタイム、電子メールと様々なものが無料で使用できます。インターネット料金や、スマホ料金はかかりますが。Wi-Fi フリーを使用できる場所に行けば、完全に無料です。
スピード化のストレス
1950年代は、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電話、自家用車はまだ普及していませんでした。2000年代には、それらのものがほとんどの家庭にある状況になり、スピード化が加速されました。人が新しい環境に適応するには長い時間を要します。
それにもかかわらずわずか50年でこの激変が起こったのです。多くの人々にとって、環境の変化とスピード化社会のストレスを受け取り、苦労しています。
強いストレスに耐えられるか
先進諸国では、慢性疲労、睡眠障害、精神的な不安、アレルギー、鬱などが蔓延しているのはスピード化社会のストレスの表れです。
WHO世界保健機関の報告によりますと、自殺、暴力、うつ病が増えている現代社会において、心の健康が必要となります。
厚生労働省が発表した2005年度の患者調査によるうつ病(気分障害)による受信者は年間92万4千人、統合失調者による受信者は年間75万7千人で、その他の精神疾患を含めると年間に合計、303万人が精神科を受診しました。
しかもうつ病等の気分障害で受信している人は1996年の43万3千人から2005年には92万4千人と10年間で約二倍に急増しているのです。心のケアが必要な状況です。
日本は、精神科が世界一多い国です。心の病に苦しむ人の患者数は500万人と見積もられています。
不安を抱える人々
不安やストレスを訴える人には、抗不安薬が処方されています。辛い悩みを聴いてもらうために、心理カウンセラーを訪れる人も増えています。
自己啓発啓発書や、ヨガや座禅の人気も高まっています。これは強いストレスに苦しむ人が多いことで、ストレスから解放されたいと願っている人がいかに多いことを示しているようです。
まとめ
食べ物もおいしいものが安く手に入れられるようになり、飽食の時代とも言われる
満員電車の中のストレスは半端なく戦闘機乗りのストレス数よりも高い
日本は、精神科が世界一多い国
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